その日、私と同居人のお二人は

皆テレビのあるキッチンにいて

何やら大騒ぎのニュースを見ていた。

 

 

そして、あれよあれよという間に

まるで映画でも見ているのか?というシーンが

目の前で繰り広げられた。

 

でも、どうやら本当の事らしかった.......。

 
 
 
 
 
一体何が起きているのかサッパリ解らなかった。
 
後にイスラムの反米過激派国際テロ組織
による同時多発テロだと解った。
 
 
こんなことが起きてよいものか!?
どういうプロが操縦したらここまで
正確にビルをぶち抜けるのか??
 
 
この日からイタリアは
外国人に向ける態度が厳しくなった。
空港はもちろん、街中でもコントロールが厳しくなった。
 
 
イスラム教徒へのテレビでの報道も当たりが厳しく
事件に全く関係ないイスラム教徒まで
酷い言われようで、気の毒だった。
 
 
 
1年後、この事件が
アメリカの自作自演であった事を聞き愕然とした。
こちらはカタールの衛星テレビ局 
アル・ジャジーラで早くから報道していた。
 
事件当日、ツインタワーに出勤する筈の
関係者は一同、その日は欠勤していたと。


 
数年後、イタリアのドキュメンタリー番組で
ツインタワーは飛行機が突っ込んだくらいで
崩壊する構造ではなかったので
事件前日までに各階にダイナマイトが仕掛けられていて
飛行機激突後にダイナマイトの爆破により
見事にビルが崩壊したのだと説明していた。


 
 
この事件で命を落とした人の家族が
これを聞いたらどう思うのだろう?
 
 
この事件をきっかけに
アメリカ政府はタリバンがいる
アフガニスタンに向け報復攻撃をした。
 
 
あの衝撃的な映像を世界中の人の目に焼き付けて
無意識のうちに人々の心に敵意を植え付けて
まるで当たり前の報復のように
戦争ゲームを始める国。
 
 
人間の命を一体何だと思っているのか?
全てはお金儲けのため、テレビゲームの登場人物
くらいにしか思っていない結果がコレだろう。
 
 
なんだか原爆と共に終戦を迎えた
悲しき日本の記憶と重なった。
 
 
その後、やはり原発マフィアの言いなりの日本が
多くの事故を起こして国民を平気で犠牲にしている現状を思った。

 
テロ後、関係ないのにテロリストと呼ばれる
イスラム教徒の事を思った。
 
 
世界はエゴの塊で動いている。
その勢力に反発したら殺されるので
みんなヘコヘコしながら生き長らえている。
 
 
私たちは無駄と解りながら抗議をする。
それか、いくら抗議しても無駄と
聞かなかったフリをして自分の世界に閉じ籠る。
 
 
何をどう考えても
心には虚しさだけが残る。
 
 
私は無力過ぎて、
平和を祈る事しか出来ずにいつも終わる。