ルーマニアのむかしばなし
Jacques TARDI(ジャック・タルディ)・絵
遠藤 育枝・訳
1948京都生まれ。
1991/3 西村書店
・ 末の姫の小指は戻らないのですね。ブタ王子は人間に戻れたというのに…。
・ 末の姫を助けてくれるのは、いつも母(月の母・太陽の母・風の母)ばかりです。 ルーマニアのお母さんは優しい人たちなのでしょうね。 それに対して、登場する男たちは自分勝手で、権威主義的です。
・ 題名はかなり衝撃的で、どんな話なのかと気を惹かれますが、実際にはタイトルロールの「ブタ王子」はあまり出てきません。 主人公は王の末の姫であって、「ブタ王子」は単なる脇役です。 これって、どういうこと?
『Limir-împărat(リミール王)』の場合でもそうです。 ルーマニアのお話は男性優位でできているのでしょう。 民話の題名が、ルーマニアのマッチョなラテン系男性優位社会を表す鏡となっているようです。
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