小学生の夏休みの宿題で時々あった

セミとか蝶々とかトンボの「標本」

あれ、見るのがあまり好きじゃなかったんだな〜

なんだけど、

唯一私が「絵画コンクール」で褒めていただいたのが

トンボの裏返しの絵だったってのは

ちょっと皮肉かもね😉

 

 

あ、その話じゃなくて、

東洋医学でいうところの「標本」のお話。

 

ミイラは出てきません。これ。(爆)

 

経絡の部位の上下を指す言葉ってことなのですけど、

つまり。

手とか足とかぴよぴよと生えているところは

「下」なので「本」で

顔とか胴体は

「上」なので「標」っていうんです。

 

え、逆じゃね?って私などは思ったんですよ。

これ、理由があって。

 

病気が「本」にあるときは「標」で治療し

病気が「標」にあるときは「本」で治療する

 

って考えるんです。

 

 

例えばね。

6月というと梅雨に入る時期ですが、

「胃がもたれるわ〜」ってことが多くなります。

 

「胃」って胴体の真ん中ら辺にあるわけです。

で、直すためのツボは、もちろんお腹にもツボはありますが

足のツボをよく使うんです。

 

例えば、膝下の「足三里」ってよく聞きません?

これ「胃経」の合穴というメインのツボです。

 

つまり、胃腸を整えるときに足のツボを使う。

「標」の治療に「本」のツボってわけです。

 

 

 

 

こんな調子だから、

鍼灸の治療をしてもらうときに

「そこ、別に痛くもなんともないんだけど」

って感じることもあると思う。

 

でも、ちゃ〜んと意味があるから、是非やってもらって欲しい。

でもって、

なんでそんなところで鍼打つんだ?って思ったら

聞いちゃってください。

 

 

なんとな〜く治療を受けるよりも

「ここ!治療してもらったら、きっと効果が高い!」って

「気」を回しておくと、

治療効果が倍増するからね!

 

 

「標本」のお話でした〜