「あんたのお母さんが買った本があるけど、いるかね??」



突然、母方のおばあちゃんから電話がかかってきました。

部屋の片付けをしていたら、生前母があたしや弟のために買った本が出てきたらしく

捨てるに捨てられず電話してきたようです。


おばあちゃんには、あたしを含め7人の孫がいます。

あたしが一番最初の孫です

二番目があたしの弟のナリ。

一番下の孫のこっちゃんは、今は中学生。


ちょうど真ん中の孫はにあたるめぐみは、二十歳を待たずに亡くなってしまいました。


おばあちゃんは、あたしたち7人の孫にかかわる些細なものを

今でも持っていてくれるみたいで


「あんたのお母さんのものもあるし、

 めぐの物も、こっちゃんのも、あんたのもあるよ。

 ナリのちゃんちゃんこはどこいったかわからんけど

 紐だけはあるしねぇ~」


と、電話の向こうで笑いながら話してました。



「捨てられんのよねぇ」と笑う声を聞きながら、

こっちは涙が止まらない。



あたしが今使っている小さなフライパンは

生前、母親が使っていたフライパンをおばあちゃんが持ち帰って使っていたものです。

順番はちょっとおかしいけど、親子三代で使ってることになります。


今このフライパンを使えるのは、おばあちゃんが大事に持っていてくれたから。

できれば、あたしの子供にも使ってもらいたいものです。



件の本は、今度帰省したときに持ち帰るつもりです。

おばあちゃんは「あんたがいらんなら捨てるけどね(笑)」

と言ってましたが

あたしは、この本を、将来生まれてきてくれるであろう子供のために

大事に持っていようと思ってます。


本の内容はわからないけど

母親があたしたちのために用意したものなら

絶対間違いないと思うのです。

お母さんの思いを知れるツールになると思うのです。

それは、残していきたいと思うのです。


おばあちゃん おかあさん

ありがとう。