アイドル時にエンストしたり、走行時にミスすることがあるという平成18年式アルト(HA24S、K6A)。
ただし、エンスト後の再始動は良好とのこと。
同業者からの依頼だが、すでにプラグ、IGコイル、電制スロットルボデーは交換済みである。
また、DTCは正常で、圧縮圧力も全て10kg/cm2以上あるとのこと。
入庫時は正常で問題なかったので、コネクタや配線関係の接触不良かもしれないと思い、いろんな部品を動かしたり、ハーネスをゆすったりしてみた。
すると、エンジンハーネスをゆするとミスが発生することがあった。
更に詳しく調べていくと、インジェクタハーネスで顕著に発生。
よく見ると、2番シリンダのコネクタが少し浮き上がっていた。
コネクタを押しこむと「カチッ」という音がして入った。
エンジン回転や負荷と、この接触不良のタイミングが重なった時にエンストが発生していたのではないかと思われる。
実はこのエンジン、半年ほど前に中古のエンジンに載せ替えたそうであり、その時のコネクタの入れ方が甘かったのではないかと思われる。
いろいろな意味でお粗末である。「喝っ!」