DレンジやRレンジにシフトした時に、エンストすることがあるという平成13年式ライフ(JB1、E07Z)
再始動は問題ないという。
スキャンツールでダイアグノーシスを調べたが正常だった。
次に、データモニターで各信号を点検していると、水温、吸気管圧力の数値が大きく変動していることに気が付いた。
これらのセンサーはアースが共通と思われるので、水温センサーのアース側の電圧をオシロスコープで点検。
すると、瞬間的に5Vまで上がることが確認できた。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190830/00/itakame3/d0/ca/j/o0640048014559100221.jpg?caw=800)
断線も0.2秒くらいなので異常検出しないのであろう。
ちなみに、ホンダ車の資料はなかったがトヨタは0.5秒以上の断線で異常検出しているようだった。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190830/00/itakame3/92/c0/j/o0640048014559100229.jpg?caw=800)
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190830/00/itakame3/54/86/j/o0640048014559100238.jpg?caw=800)
回路を確認すると、この2つのセンサーのアースは途中で合流してECUに入り、それからボデーアースされていることがわかった。
ECU部で再度測定すると、不具合が発生しても0Vのままだった。
ということはセンサー~ECU間での接触不良という事になる。
エンジンルーム内のハーネスをゆすると、ストラット付近で反応があった。
詳しく調べると、ハーネス内で断線していた。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190830/00/itakame3/18/89/j/o0640048014559100248.jpg?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190830/00/itakame3/66/07/j/o0640048014559100256.jpg?caw=800)
配線の修理行って完了と思ったが、どうもハーネスに余裕がない。
このために、走行レンジにするとエンジンがロールし配線にストレスがかかっているようだったので、クランプの方法を変更し余裕を持たせた。
そういえば、一時期、同じようなトラブルが続いていたような気がする。