あーぁ、やっちまいましたなぁ。
はい、テレビ山梨さんのネット配信から。
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銃弾は全長 約4㎝、直径 約1.6㎝ 民家の窓ガラス割れ発見 散弾銃の誤射か 山梨
配信 テレビ山梨
27日夜、山梨県身延町の住宅の室内から散弾銃の銃弾1発がみつかりました。
家の窓ガラスが割れていて、警察は狩猟などの際に発射されたとみて詳しい状況を調べています。
散弾銃の弾が見つかったのは身延町下山の住宅です。 27日午後11時ごろ、この家の住む男性から「寝室の窓ガラスに穴が開き室内に猟銃の弾が落ちている」と通報がありました
警察が調べたところ、2階の寝室の窓ガラスが円形状に割れ、窓と反対側のクローゼットの中から散弾銃の銃弾1発みつかったということです。
けが人はありませんでした。
警察によりますと、銃弾は全長約4㎝、直径約1.6㎝で、シカやクマなどの狩猟で使われる散弾銃の銃弾とみられています。
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ふむぅ・・・直径1.6㎝で長さ4㎝ってことは、サボットスラグでしょうなぁ。
サボットスラグだとすると、最大有効射程は100~120m程度ですが、最大到達距離は700mくらいあります。
すると・・・
この民家を中心に半径700mの範囲内から発砲されたということは容易に推察できますわな。
ただ・・・
そもそも、民家がそんな近くにあるような場所で発砲したこと自体が問題でもあります。
そこで待機していることがおかしい。
仮に近くに民家があったとしても、その民家との間にバックストップがあれば問題はない。
バックストップがある状態で発砲していれば、こんな事故は起きないわけです。
でも、こうなったということは、バックストップが無いのに発砲したということでしょう。
おそらく、獲物を見て、焦って状況を判断できなくなって、安全の見極めもしないまま、発砲してしまったのではないでしょうか。
なんにしても、安全意識が希薄なのか、全く欠落しているとしか思えませんな。
サボットをはじめとして、スラッグ弾は最大到達距離が長いのですから、その長い最大到達距離を半径として、その範囲内に何があるのか、その範囲内がどういう地形になっているのか、といったことをよくよく把握しておかないといけません。
それができない、あるいはやろうとしない馬鹿猟師は、とっとと銃を置いて引退しなさい。
そして二度と銃を持つな