五輪の柔道を振り返ってみた | 押忍!! 武道と狩猟と草莽崛起の日記

押忍!! 武道と狩猟と草莽崛起の日記

合気道、空手道、居合道など武道修行に励みつつ、地域の農村を守るために狩猟に出掛け、その狩猟技術向上のために射撃練習も行うほか、祖国たる皇国日本を護るため「草莽崛起」にも取り組んでいます。

 東京五輪の話。小生が注目していた柔道競技が全部終了したので、振り返ってみます。

 階級は男子が、60kg級、66kg級、73kg級、81kg級、90kg級、100kg級、100kg超級の7階級。女子が、48kg級、52kg級、57kg級、63kg級、70kg級、78kg級、78kg超級の7階級なので、男女合計で14階級。

それに、混合団体・・・と。これは男女3階級ずつの6人による団体戦で、4戦先取したチームが勝ちになるわけです。

 で、結果を見ると・・・?

男子60kg級 高藤直寿 金

男子66kg級 阿部一二三 金

男子73kg級 大野将平 金

男子81kg級 永瀬貴規 金

男子90kg級 向翔一郎 3回戦敗退

男子100kg級 ウルフアロン 金

男子100kg超級 原沢久喜 準決勝敗退 5位

女子48kg級 渡名喜風南 金

女子52kg級 阿部詩 金

女子57kg級 芳田司 銅

女子63kg級 田代未来 2回戦敗退

女子70kg級 新井千鶴 金

女子78kg級 濵田尚里 金

女子78kg超級 素根輝 金

混合団体 銀

 

 いやぁ、とにかく凄かった!

だって、個人戦男女合計14階級のうち、11階級でメダルを獲得し、11個のうち9個が金、そして銀と銅が1個ずつだってんですから。びっくり

つまり、柔道で世界の2/3を制覇したことになるわけです。ウシシ

さすがは柔道発祥の国たる日本ですなぁ。爆  笑

 ところが混合団体。準々決勝では最初の2試合を取られ、後がなくなってからの4連勝。続く準決勝では4タテの零封で完勝。

そして決勝戦。

 なんと第1試合で新井が1階級下のアグベニェヌに技ありで合わせ技一本を取られて敗北。

 第2試合でも向がクレルジェに延長戦で小外刈りにいったところで隅落としで返されて敗戦。

 後が無くなっての第3試合でなんとか素根が大内刈りで技ありを取ってからそのまま横四方固めで押さえ込み、合わせ技の1本勝ち。

 なんとか次につなげたい第4試合では、なんとウルフがテディ・リネールとの延長戦の末にまさかの敗北。延長戦で内股で投げられ技ありを取られてのサドンデス。まぁ、しかし、リネールは身長204㎝、体重140㎏を超えるまるでバケモノですからね。それに対してウルフだって100㎏級で181㎝もあるのに、実に小さく見える。それだけ桁違いの体格なのに、よく頑張りました。

 そして本当に後が無くなっての第5試合。芳田が技ありを取られて時間切れ。

 結局、最終の大野の試合を迎えないまま、1対4で敗戦してしまいました。チーン

 今回から新たに設定された種目である混合団体戦の初代王者は、柔道創始国たる日本が獲るはずだったのに、フランスに獲られてしまいました。えーん

 個人戦では世界の2/3を制したはずだったのに、団体戦では1勝しかあげられなかったという、なんという皮肉な結果でしょうか。ゲッソリ

試合後のインタビューはテレビ東京のネット配信からコチラ下矢印

*************

◆新井千鶴 「先鋒としていい流れを作らないといけなかったのですが、不甲斐ないです。日本チームにいい流れを作れなかったのでなんとも言えない気持ちです」 

◆向翔一郎 「個人戦で思うような結果を残せなかったし、団体では少しでもみんなのために戦いたかったのですが、足を引っ張ってしまってみんなに申し訳ない気持ちです。もう少し我慢しなきゃいけなかったのかなと、チームの流れは変わったのかなって思います」 

◆素根輝 「みんなで優勝目指していたので2位という結果で悔しいです」 

◆ウルフアロン 「これから柔道を続けていく上で破らなきゃいけない壁でした。不甲斐ない結果に終わってしまいました」 

◆芳田司 「チームのために一点取りたかったのですが。決勝だけ出させてもらえるということでしっかり準備していたのですが、自分の流れにすることができなかったです」 

◆大野将平 「まずはオリンピック前半戦応援ありがとうございました。フランスチームが強かったです。尊敬しています。正直この場で自分の柔道を見せたかった気持ちはありますが、チームで戦えたことを誇りに思いますし、井上(男子代表)監督、増地(女子代表)監督を男にできず残念です。 この男女混合団体を負けたことこれはしっかりと胸に刻まないといけないと思っています。キャプテンとしてチームを優勝に導けなかったことに責任を感じています。3年後リベンジできるように精進していきたいです」

*************

 最後の6人へのインタビューでは、各選手のどこへもぶつけられない怒りと悔しさを、涙を堪えながら懸命に押さえている表情がありありと見えて、小生までももらい泣きしてしまいそうになったほどでした。えーん

 いやぁ、柔道は奥が深い。でも、日本柔道そのものが敗北したわけではない。プンプン

これで各選手はもっともっと精進して、今よりももっともっと強くなるはずです。ニヤリ

めげるな!

この敗北をバネにして羽ばたけばいいのだ!

頑張れ!!日本!!おねがい

日本 日本 日本 日本 日本 日本 日本 日本 日本 日本