発症菌量は10万個以上。

腸管に到達した腸炎ビブリオにより感染型食中毒を起こす。

夏季に海水温が上昇する沿岸海域や汽水域の海水や砂の中などに分布する。外洋ではほとんど検出されない。

腸炎ビブリオは好塩性細菌で、0.5%~10%の食塩濃度で増殖する。特に2~3%の食塩濃度で条件が良ければ、8~9分ごとに分裂・増殖を繰り返す。

食塩が存在しない真水の中では速やかに死滅する。

4℃以下の環境では増殖せず、60℃、10分間の加熱で死滅する。