今年の岸和田祭。
その濱地区を真っ直ぐ走る“疎開道”に、本年お目見えしたのが、この「中北町三十人組 御祭禮御寄附御芳名板」。
中北町ファンの方や、彫刻ファンの方なら、お気づきになられた方も多いのではないでしょうか。
中北町といえば、豪快なイメージで人気の町。
組の芳名板といえども、これは本格的な作りで驚きです。
厳選された美しい檜材に、「二軒吹き寄せ化粧垂木」(ふたのきふきよせけしょうたるき)は、貝塚・横井工務店さんの拘り。
さらに目通りの美しい、極上ケヤキ材で「中北町三十人組 御祭禮御寄附御芳名」と堂々掲げられています。
富田林にあります彫陽こと山本陽介師の仕事場。
極上のケヤキ材です!と話し黙々と蚤を叩く陽介師。
美しい文字が浮び上がりました。
はっきりとしたラインは彫陽の真骨頂。
破風の隅。
眉切りと唐草の細工はご覧のとおり丁寧な仕事です。
コブシ。
新調だんじりの「松良受け」も早く見てみたくなります。。。
疎開道ではこんな感じです。
吹き寄せの垂木とコブシのバランスがいいですね。
懸魚二丁と六角も、全て彫陽の細工です。
今年拝見できなかった方は、ぜひ来年ご覧ください。
また1年後ですね。。
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