今年、一年ぶりくらいに「いただき日記」を再開して、早半年・・・

もう今日で2009年はおわり。

明日からは2010年です。


ミレニアムとか言って世間が浮かれてから・・・もう10年経つんですねぇ・・・

僕がこの会社に来てから丸8年経ち、もう9年目に入ります・・・

最初はターボリナックス・ジャパンだったのが、わずか半年の間にUS本社の
破綻を、SRAの協力をもらって、子会社が親会社を逆買収する形で、ジャパンが
取れて、2004年にはLivedoor(現LDH)の傘下になり、2005年に上場し、
2006年1月に「あの事件」が起き、その後事業に苦しみ抜いている3年間
でした。


もはや日本では誰もオープンソースなど、取り立てて言うまでもなく、極めて
一般的にネット系のサーバではLinuxが普及し、そしてクライアントでは
見る影も無くなってしまいました・・・


いろんな事が起きて、振り返ってみると必然でも・・・当時はそれが見えないわけで
とても感慨深いものがあります。

2005年くらいから、もはやソフトのライセンス売りではないビジネスへの
転換が必要だという強い危機感を持ち始め、携帯型Wizpyの開発を前倒しし
そして・・・それが世に受け入れられず・・・

2008年初頭から、この会社の再生の道として

中国をキーワードにしたサービス事業への転換と定め、試行錯誤しながらも
ようやく2009年で

・EC事業
・環境事業
・ファイナンス事業

という3本の新しい事業基盤を立ち上げ、元から行っていたInfinitalkという
IP通信をベースにしたソリューション事業やZend、MySQLなどのミドルウエア
事業も採算ベースとなったことは、グループ全員の努力の結晶と思って
います。

今回、普華社とも上海で会議を行いましたが、中国当局の承認も、もう本当に
秒読みで・・・年内開始とならなかったことは残念ですが、2010年は予定通り
進む事は確実で、これで今まで、本当に頭が痛かったOS事業の赤字問題は、


解決です。



2010年からは普華社と共同でTurboSystems社を運営していくわけですが
中国の政府や軍との強力な関係を考えると、今回、最善の形になったと
私は本心から思っています。


もちろん、過去からTurbolinuxを支持してくださった方々の中には、単独で
なくなったことを残念がる声があるのは知っています。

しかし、それははっきり言って、論拠のない感情論であって、このLinux
市場の現状を考えると、今回の提携は、やはりベストの選択だと思います。

今回、普華社に訪問し、すでにそちらに移っているTurbo上海の技術陣の
元気な顔色を見ても、正しい決断をしたと思っています。


いただき日記 (re-start)-普華

(特に意味はないですが・・・普華社の受付です・・・)


・ミドルウエア事業 (TurboSolutionsやZend Japan)
・EC事業 (渋谷網や渋谷前線)
・環境事業 (オープンエコ)
・ファイナンス事業 (CJ-ファイナンス)


2010年はこの4本柱がきちんと機能することに全員で必死で取り組みますし
その先には、大きな結果がついてくると確信しています。


この方向が定まった2009年の後半からは、本当に毎日が早く、あっという間
でした。 年の前半は、まだ私の中でも自信が持てないことや、パーツとして
根本的に足りないところなどがあり、


今だから言いますが、本当に夜中に不安で不安で眠れないことが、ずっと
続いた2009年でした。

もちろん、今もまだ、例えばキャッシュが決して潤沢でない、などの厳しい
不安要素はあります。

しかし、根本的に見えない、あるいは足りないパーツはもはや無いですし、
そのために大きな投資をすることも、必要ないところまでたどり着けたことに
ある程度の安心感が出てきていることも事実です。
(もちろん、気を緩めるワケにはいきませんが!)


ただ、やはり総括すると、今の感想は、2009年は本当にいろんな意味で
つらかった年です。


ただ、ずっとここでも書いていますが、2010年は実りの年の始まりです。
それは自信を持って断言できます。


そういう意味で、何年か先に、後を振り返ったときに、必ず感じるのだと思います。


2009年が無ければ、その先の実りは無かったんだ
なぁ・・・


と、言うことに。


きっと2009年は・・・


そういう年なんだろうな・・・

と思ってます。


ちょっと早いですが・・・



新年快楽!

(シンネンカイラ!・・・明けましておめでとう!)

関係者各位、2009年は本当にお世話になりました。
また引き続き、ご支援をお願いします。 m(_ _)m