朝のニャン寺。
トントン♪
カンカン♪
ジャンジャン和尚。
汗をかきながら、
村の猫たちのための
立派な猫ハウスを完成させる。
✨👏✨
「できたであります!」
その夜――
ジャンジャン和尚。
布団を抱えて、
テチテチ……
猫ハウスへ向かう。
👀✨
「今夜から、ここは拙僧の新居であります!」
その瞬間――
子猫たち。
ワラワラ……
😊✨✨
「わーい!」
「新しいお家だ!」
「広いね!」
あっという間に満員。
ジャンジャン和尚。
入口で固まる。
😳
「入れないであります……。」
トラ住職。
「ジャンジャン和尚。」
「大工は、自分が作った家には住まないという。」
ジャンジャン和尚。
「そうなのでありますか?」
トラ住職。
静かにうなずく。
「家は、作った人のためではなく、住む人のためにあるからである。」
「本当の仕事とは、誰かが幸せになること。」
「完成した瞬間、その喜びは相手のものになるのだ。」
ジャンジャン和尚。
子猫たちの笑顔を見つめる。
😊✨
「なるほど……。」
「拙僧の仕事は、ここで終わりではなく、ここから始まるのでありますな。」
その頃――
ジジツー和尚。
テチテチ……
猫ハウスの横に置かれた
空きダンボールへ。
スッ。
😴💤💤💤
あっという間に爆睡。
ジャンジャン和尚。
😳
「立派な猫ハウスがあるのに、そちらでありますか!」
トラ住職。
「住み心地は、立派さでは決まらぬ。」
「そして、善い仕事は、自分のためではなく、誰かの笑顔のためにあるのだ。」
ジャンジャン和尚。
静かに子猫たちを見つめ、
😊✨
「皆が喜んでくれるなら、それが一番であります。」
その横では――
ジジツー和尚。
📦😴💤💤💤
今日もダンボールで幸せそうに眠っていた。
完
解説
今回の物語のキーワードは、アフリカに伝わるこんなことわざです。
『大工は、自分が作った家の中に住むわけではない』
家を建てる大工の目的は、自分が住むことではなく、そこに住む誰かの幸せを作ること。
真のリーダーシップや献身とは、まさにこの精神にあるのかもしれません。
ジャンジャン和尚が一生懸命作った猫ハウスに、あっという間に子猫たちが集まり、自分が入れなくなってしまう……。一見すると「報われない」悲しいお話に見えるかもしれません。
しかし、トラ住職が諭したように、仕事の完成とは「その幸せが相手に手渡された瞬間」に訪れるものです。子猫たちの楽しそうな笑顔を見たとき、ジャンジャン和尚の心に不思議と湧いた納得感こそが、住職としての「悟り」だったのでしょう。
そして、最後にジジツー和尚が「やっぱりダンボールが一番」と眠る姿は、私たちに別の真理も教えてくれます。
「どんなに立派なものを贈っても、受け取る側には受け取る側の心地よさがある」ということ。
真の贈与とは、相手の幸福を願いつつ、その結果に対して執着しないこと。
皆さんの日常にも、誰かのために一生懸命汗をかいた後、その成果が誰かの笑顔に変わる瞬間はありませんか?
今日、そんな小さな「贈与」が皆さんの周りでも見つかりますように。
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