猫ポスト

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猫とコーギーたちが暮らす「ニャン寺」
笑える日常から歴史・科学・ことわざまで、動物たちと楽しく学ぶ物語ブログです。

実在する動物たちの個性をもとに、笑ったり、学んだり、ときにはほっこりする物語をお届けしています
初めての方もコメント大歓迎です♪

登場人物のご紹介です!

主人公
トラ住職(猫1)

モブ一覧
ぽん太(ワタクシ)
ジャガイモ(息子)
チビ子村長(猫2)
ジャンジャン和尚(コーギー)
メルタン住職(猫3)
ジジツー和尚(猫4)

空組
テツオ(猫)
銀次郎(猫)
チョコ(ダックス)
ユキ(コーギー)
クリス(ダックス)
シュンタ(チワワ)
トラ(猫)
ジジ(猫)
マダラ(猫)
ぽんた(フェレット)
なみ(フェレット)
イロハ(フェレット)



トラ住職が、一冊の本を開いていた。


ページには、盾や王冠、ライオン、ワシ――。

色とりどりの不思議な図柄が並んでいる。



そこへ――

ジャンジャン和尚

「住職ーー!!」



ドタドタドタドタ!!


トラ住職

「本堂では静かにしなさい。」


ジャンジャン和尚

「はいであります!」


ピタッ。

ジャンジャン和尚、本をのぞき込む。


ジャンジャン和尚

「これは何でありますか?」


トラ住職

「紋章だ。」



ジャンジャン和尚

「もんしょう?」


トラ住職

「今日は、紋章学について話をしよう。」



■ 紋章学とは?


ジャンジャン和尚

「紋章にも学問があるのでありますか?」



トラ住職

「ある。」


トラ住職は本をジャンジャンの方へ向けた。

「紋章学は、ヨーロッパを中心に発達した紋章について研究する分野だ。」


「王家や貴族、騎士、国家などが使ってきた紋章を調べ、その由来や意味、歴史などを研究する。」


ジャンジャン和尚

「ほほう……」


ジャンジャン、本をじーっと見る。



盾。

王冠。

ワシ。

そして――

ライオン。


ジャンジャン和尚

「住職。」


トラ住職

「なんだ?」


ジャンジャン和尚

「ライオンが多くないでありますか?」



トラ住職

「よく気づいたな。」


■ なぜライオンが多い?


トラ住職

「ライオンは古くから、勇気、力、威厳、王権などを象徴する動物として扱われてきた。」


ジャンジャン和尚

「王様っぽいのでありますな!」


トラ住職

「そうだな。」


「特に中世ヨーロッパでは、自分たちの強さや権威を示すために、ライオンを紋章に使う王家や貴族が多かった。」



ジャンジャン和尚

「なるほど……」


ジャンジャン和尚、腕を組む。

「つまり――」



トラ住職

「うむ。」


ジャンジャン和尚

「強そうなものを描けばいいのでありますな!」


トラ住職

「かなり雑にまとめたな。」


■ 動物だけではない


トラ住職がページをめくる。

「紋章に使われるのは、ライオンだけではない。」


🦅 ワシ

🐻 クマ

🐺 オオカミ

⚜️ ユリ

🌹 バラ

⭐ 星

👑 王冠


トラ住職

「動物や植物、武器、星、十字架など、さまざまな図柄が使われる。」


さらにページをめくる。

トラ住職

「色にも意味がある。」



ジャンジャン和尚

「色にも!?」


トラ住職

「そうだ。」


トラ住職

「そして紋章は、単なる飾りではない。」



「誰の家系なのか。どの土地と関係があるのか。誰と婚姻を結んだのか。紋章を調べることで、歴史の一部が見えてくることもある。」


ジャンジャン和尚

「小さなマークの中に、歴史が入っているのでありますか……」


トラ住職

「そういうことだ。」


するとジャンジャン和尚が……

しばらく考えていたジャンジャン和尚。

突然立ち上がった。


ジャンジャン和尚

「住職!!」



トラ住職

「なんだ?」


ジャンジャン和尚

「ニャン寺にも紋章を作るであります!!」


トラ住職

「……なぜそうなるんだ?」


ジャンジャン和尚

「ニャン寺の歴史を後世に残すのであります!」


トラ住職

「まあ、考えるだけならいいだろう。」


ジャンジャン和尚

「任せるであります!!」



紙と筆を持って――

カキカキカキカキ……


トラ住職

「ずいぶん早いな。」


ジャンジャン和尚

「完成であります!!」


バァァァン!!


そこに描かれていたのは――

巨大な盾。

その中央に、

🍡🍡🍡

みたらし団子三本。

さらに左右にも団子。

上には団子。

下にも団子。


トラ住職

「…………。」


ジャンジャン和尚

「ニャン寺の紋章であります✨」


トラ住職

「団子しかないではないか。」


ジャンジャン和尚


「団子は勇気!」


「団子は力!」


「団子は威厳!」


トラ住職

「威厳はない。」


そこへ山門の見回りを終えたテツオがやってきた。


ジャンジャン和尚。

「テツオ殿!ちょうどいいところに!」


テツオ。

「?」


ジャンジャン和尚。

「ニャン寺の紋章を作ったであります!」


テツオ、紙を見る。

テツオ。

「…………。」


ジャンジャン和尚。

「どうでありますか?」



テツオ。

「団子屋の看板だろ。」


ジャンジャン和尚。

「違うであります!!」


翌朝。


トラ住職が本堂を出ると――

山門に巨大な旗が掲げられていた。



バサバサバサ……


中央には、

🍡🍡🍡

そして大きな文字で――

『団子こそ力』


トラ住職

「…………。」


そこへジャンジャン和尚が走ってくる。

ジャンジャン和尚。

「住職!ついにニャン寺にも立派な紋章が――」



トラ住職。

「外しなさい。」


ジャンジャン和尚。

「即決でありますか!?」


トラ住職。

「外しなさい。」


ジャンジャン和尚

「歴史になるかもしれないであります!」


トラ住職

「ならない。」


ジャンジャン和尚

「100年後には貴重な史料に――」


トラ住職。

「自分の団子好きを歴史にするな。」


テツオ登場。

「早く外せぇぇぇ!!」



ジャンジャン和尚。

「せっかく作ったのにぃぃぃ!!」


 トラ住職のまとめ


紋章学は、紋章の図柄や色、その由来などを調べる学問。

一つの紋章から、王家や貴族、国家、土地、婚姻など、さまざまな歴史につながっていきます。

なぜライオンなのか。なぜワシなのか。なぜこの色なのか。

そう考えながら紋章を見ると、ただの模様とは違って見えてきます。


ジャンジャン和尚。

「住職!」


トラ住職。

「なんだ?」



ジャンジャン和尚。

「では、なぜ団子なのでありますか?」


トラ住職。

「お前が描いたからだ。」


ジャンジャン和尚。

「なるほど!!」


トラ住職。

「納得するな。」


 本日のニャン寺の教え


紋章を調べれば、歴史が見える。

そして――

ジャンジャン和尚に紋章を作らせると、団子になる。


ジャンジャン和尚。

「これも100年後には紋章学の研究対象でありますな✨」


トラ住職。

「その前に旗を外しなさい。」


テツオ。

「今すぐだぁぁぁ!!」





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