昼下がりのニャン寺。
縁側で、ろろくんはのんびり日向ぼっこをしていた。
そこへ――
チビ子村長、現れる。
手には…巨大などら焼き。
たろ吉くん、目を見開く。
「そ、村長…それ…ひとり分ですか?」
村長、静かにうなずく。
「これはな、会議用だ。」
「会議…ひとりですよね?」
村長、どら焼きを半分に割る。
そして、左側に置く。
「これは、わたしの“理性”。」
右側も置く。
「こちらが“本能”。」
たろ吉くん、固まる。
次の瞬間――
村長、本能側を一瞬で食べる。
理性側も、迷いなく食べる。
沈黙。
たろ吉くん、小さく聞く。
「……会議、終わりました?」
村長、遠くを見る。
「満場一致だった。」
たろ吉くん、深くうなずく。
「民主主義ですね。」
そのとき――
通りかかったテツオ。
腕組みのまま、ひと言。
「独裁だな。」
村長、間髪入れず返す。
「迅速な意思決定です。」
たろ吉くん。
(この村、強い……)
――完――🔥
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