2000年7月17日発:
(11年前の記事です)
東ドイツDDRの Meerane市にあった 特別児童養護施設の元職員が入所者を虐待し、性的に暴行したとして 初めて法廷にたたされる。
少年Marioが入所したばかりの時に 個人に関するデータについて直ぐに答えなかったと言って 女性職員は怒り、少年の尻を蹴り、洗面所に彼を連れていき、冷水を頭から浴びせた。それでも彼は何も言わないので 職員は便器の中に彼の頭を押し付け 水を流した。
Marioは 1986年1月から始まった3年弱の苦難の生活を思い出す。当時12歳だった。壊れた境遇で育ったため それまでに何度も施設に入ったことがあった。
入所直後の残虐な扱いは 例外的なことでは なかった。その後も権威主義的な職員たちは入所者を 獣を扱うように扱った。反抗する子には 服従させた。
1990年に東ドイツが西ドイツに合併され その10年後に Marioは元職員を告訴した。彼は今、農場で掃除の仕事をしている。今も自殺をする危険があり、常に精神科のケアが必要な状態だ。

今週、4人の元職員と一人の教師が Chemnitzの州裁判所で弁明する。1999年9月に 州裁判所は 法廷を開くことを 時効を理由に拒絶した。
この裁判は 旧東独の暗い過去を明るみに出す。すなわち 社会に存在することを許されなかった子ども、魂を壊された子どもを 法廷が扱うことになる。理想の少年たちは 洗ったばかりの青いシャツを着て、楽天的に党のために旗を振り 行進する。そう政権は宣伝していた。
この理想に合わない少年は 32の青少年労動所へ送られたか 特別児童施設に入れられた。
検事の報告も Marioの陳述を裏付けている:この施設では 少年達は 服従しない場合に 殴られ、蹴られ、鞭うたれ、寒い仕置部屋に入れられた。
施設では 膝の屈伸運動をさせられ、しゃがんだ姿勢で歩かせられ、腕を前に伸ばしたまま 何時間も立たせられ、歯ブラシで便器を掃除させられる というこをが 当時の教育項目にあった。

この施設では性的虐待もあり、一職員は夜に少年を当直室に連れていき、少年のペニスを叩いた。

今、この施設は プロテスタント系社会福祉事業団の経営する 学習障害児の施設になっている。

告訴された5人のうち、一人は 今もこの施設で働いている。もう一人は 1997年に施設長の職を辞しているが 児童施設を支配する上部組織の長として 同じ建物の中で仕事をしている。この
もう一人は 入所者の頭をギターで殴ったとされる男であり、Meerane市(人口2万弱)の副市長を この10年間 している。
下記サイトから:
http://www.spiegel.de/spiegel/print/d-16914223.html