まずは和歌を1首。

 

*我想う・カマラハリスは・ハスの花・而して虎符・ラフレシアなり

 

 現USA副大統領カマラ・ハリス(59)の父親はアフリカ系ジャマイカ移民の経済学者で、母親はアジア系インド移民の医学者だ。つまりアジア・アフリカ系であるカマラは、典型的なインテリ家庭の出自である。長じては2つの大学で政治経済学を学び、やがて検察官になる。そしてカリフォルニア州の司法長官を経て、上院議員に転身した。その名のカマラは、サンスクリットでは"蓮花"の意味があるという。

 

 日本のマスコミは彼女を"黒人"と呼ぶが、私はそのことに違和感をもつ。現代のインテリは(私も含めて)この語をあまり使わず、"アフリカ系"と呼ぶからだ。そもそも現代生物学に於いては、斯様な"人種"を示す語は死語になっている。それは皮膚にメラニン色素を多く有する人たちの総称だが、DNA組成は多様である。ひとつの分類群に括られるようなものではない。同じことは白人や、黄色人種についても言えるのだ。

 

 而して蓮という植物のこと。学名はNelumbo  nucifera で、ハス科ハス属の水生植物だ。種小名のnuciferaは堅果を持つという意味であり、その名の如く種子は堅い。そして条件によっては、超長命である。

 

 以前はハスはスイレン目スイレン科のハス属とされていた。だが現代のDNAtaxonomyの研究により、それは平行進化の結果と見なされるようになった。現在はモガシ目の所属であり、それにはプロテアやマカダミアなどの樹木が含まれる。以上は極近にネットで得た知識だ。改めて、「馬鹿と鋏とネットは使いよう」と思う。

 

 仏教界において蓮花は"極楽浄土に咲く花"とされ、さまざまな仏の台座になって来た。何故そうなのかということを、ネットは(私の知る限り)論じていない。それで私が思うのには、極楽浄土というのはつまり死の世界だ。而して蓮花(ならびにその葉)の下は水界で、空気呼吸アニマルは長くは生きられない。それ故なのではあるまいか?。

 

 つまり、「板子一枚下は地獄」と言えなくもない。極楽と地獄は、実は同じものなのだ。それゆえ蓮花は、"死人花"と言いうる。それ故に清浄なのだ。そしてその地下茎が(蓮根と呼ばれて)食用になるのは面白い。極楽浄土(ならびに地獄)は、異次元ワールドではないのである。

 

 ま、それはさておき…て彼岸花こと曼珠沙華Lycoris  radiata のこと。其の花も死人花だ。

 

 マンジュシャカは水生植物ではない。だが全身にアルカロイド系の毒を持つ。そして何故か、日本では墓場の近くに植栽された。一説によると土竜よけとのことだが、それは怪しい。ともかく其れ故にである。

 

 マンジュシャカの花は結実せず、根の栄養生殖のみで分布を広げる。そしてその根は食用になる。根と茎の違いはあるが、このことでも、蓮に似る。前記の如く有毒だが、すり潰して水に晒せば毒抜きが出来るのだ。そのたも前近代の農村では、救荒植物として利用して来たらしい。改めて、"死と生は隣り合わせ"と思う。

 

 分類学的には、ヒガンバナ科のヒガンバナ属だ。その上位の分類群はユリ目Lilialesである。

 

 以上の事柄がカマラ・ハリスと何の関係があるかは、敢えて論じない。"言わぬが花"でありましょう(笑)。

 

 そして、Rafflesia  arnoldii 。この熱帯植物は葉緑体を有しない。つまり完全寄生植物である。のみならず葉も茎も根も無く、花のみを宿主植物の根から出し地表に展開する。前代未聞の妙な植物だ。

 

 分類学的にはラフレシア科のラフレシア目だ。だが被子植物の中の何に近いかは、良く分かっていない。そのことは、ドナルド・トランプ(78)に似てなくもないだろう。彼はドイツ系で、ヒトラーの血縁ありという噂を聞いたことがある。でもどうだろう?。ファシストは遺伝的形質ではないのである。

 

 些かマニアックな話は、これにて終える。以降は、政治家としての蓮花ハリスについて記す。

 

 民主党内に"バイデン降ろし"の声が高まり始めたとき、蓮花ハリスを後釜に推す声は高くなかった。少なくとも日本のマスコミではそうだった。彼女を「副大統領としての実績無し」と突き放し、あげくは「無能」と決めつけるものまであった。

 

 そのことがUSAでの世論をどの程度反映しているかは分からない。でも、妙な話だ。そもそもバイデンがオバマの副大統領であったとき、どれだけの実績があったのか?。彼こそが、無能の(副→正の)大統領だったのではないか?。

 

 そもそも副大統領が、正の大統領より目立ってはいかんだろう。なのにバイデンは無能なのだから、蓮花はさぞかしやりにくかったと思う。故に"能ある鷹が爪を隠した"のではあるまいか?。

 

 畏友の社会学者Kは、以下の私信をメールで送って来た。

 

※※※※※※※※※※※※※

ハリスの評判が悪いのは、当初彼女を後継と考えていたバイデンが、継続に色気を出したからでは?。そして彼女の出番を潰し続けた所以では?。彼女は結構能力が高そうなので、これからの勝負が見ものです。

※※※※※※※※※※※※※

 

 日本のマスコミは蓮花の言動を殆ど紹介してないから、彼女のポリシーは良く分からない。だが私が一つだけ記憶している発言報道がある。それは、「USAは石油のために戦争をして来た」というものだ。

 

 むべなるかなである。でもこれは、あの国では"極左"の言ではあるまいか?。つまり副大統領としては失言だ。彼女自身がそれを自覚し、以後目たたぬよう努めて来たのではないかと思う。

 

 蓮花がもし大統領に当選しても、"極左"的言動は控える筈だ。それを強行すと、J.F.ケネディのようになってしまう。ウクライナ政策はさほど変わるまい。ただガザの暴虐への対応は期待出来る。ネタニヤフの政敵で元国防相のガンツと、彼女は意を通じているようだからである。

 

 ともあれUSAで蓮花の人気が急上昇したことで、日本のマスコミは手の平返しの報道を始めた。添付写真その1は日刊スポーツ社会面で、その2は日刊ゲンダイの1面である。

 

 蓮花の演説の内容などは、今なお報道が少ない。ただ日スポ社会面は、極くシンプルに紹介している。それは、「自由と慈悲の国家か、恐怖と憎悪の国家かを選ぶ選挙だ」というものだ。英語原文は不明である。

 

 

鉛筆あわせて読みたい関連記事鉛筆

 


 

動物研究者・渡辺茂樹が顧問として在籍する

害獣駆除業者アスワット公式HP

下矢印

アスワットHPバナー大

 


 

鉛筆アスワット代表・福永健司のブログ鉛筆

害獣駆除 アスワットの奮闘記

こちらをクリック

下矢印
害獣駆除アスワットの奮闘記ブログバナー

 


 

四角グリーンアスワットの仕事ぶりをお客様が評価!四角グリーン

アスワットのGoogleクチコミは

こちらをクリック!

下矢印

アスワットのGoogleクチコミ

 


 

ベルアスワット代表・福永健司の

テレビなどの出演履歴はコチラベル

下矢印

アスワット代表の福永健司メディア出演バナー

 


 

四角グリーン害獣駆除専門  アスワット テレビCM四角グリーン