西芳寺を出てバス停まで戻ると、

地蔵院へ行く前に昼食を食べました。

 

店頭写真のとろろ蕎麦が美味しそうだった

「苔の茶屋」へ入店したのですが、

コシの無い柔らかな蕎麦で期待外れでした。

観光地値段というのも、いただけなかったかな。

 

 

 

お腹が満たされないまま地蔵院へ向かいました。

この石段を登っていきます。

 

 

 

石段を登りきった民家の敷地内に、

青空に映えた満開の枝垂桜がありました。

 

 

 

それにしても石段の下と上では、

まったく違う光景が広がっていましたね。

石段を登るとそこは住宅街で、

今まで凛としていた空気が急に軽くなったよう。

 

しばらく歩くと、地蔵院の山門が見えてきました。

雰囲気良さげです。

 

 

 

竹の寺らしく、

山門の向こうには竹林が広がっていました。

 

 

 

室町幕府初期の管領職・細川頼之が開基した、

臨済宗の禅刹です。

 

山門から緩やかに登っていくと、

本尊・地蔵菩薩を安置した本堂が建っていました。

ここでお参りをしていきます。

 

 

 

さらに新緑が眩しいアプローチを進んで、

方丈へ向かいました。

 

 

 

ホーホケキョ、ケキョケキョと、

見上げれば鶯が綺麗な声で鳴いています。

嫁さんを探しているのかな。

 

 

 

 

方丈入口の中門をくぐり、振り向きました。

 

 

 

細川家ゆかりの寺院という事で、

その子孫で内閣総理大臣にもなった

細川護熙氏の襖絵「 瀟湘八景図 」が見られます。

 

 

 

ハートの形をした窓を持つ茶室。

猪目窓というのだそうですよ。

 

 

 

 

方丈の前は「十六羅漢の庭」と呼ばれる

枯山水庭園が広がっていました。

砂の代わりに苔を敷き、十六羅漢に見立てた石が

石清水八幡宮に向かって配置されてます。

鳥の声を聞きながら縁側でボーっとしている時間が

何とも心地よかったですね。

訪れる人も少ないので、

静かな時間を過ごしたい人におすすめです。

 

 

 

もみじの花

 

 

 

トンチで有名な一休さんは、6歳で安国寺へ入るまで

地蔵院でお母さんと暮らしていたそうです。

 

 

 

細川頼之の墓所

 

 

 

境内唯一の桜は、散り始めでしたね。

 

 

 

風にあおられ苔の上に落ちた花びら。

 

 

 

御朱印をいただいてきました。