長谷寺と大仏のある高徳院を結ぶ道路は、
いつも車と観光客で溢れていますが、
光則寺へ向かう路地へ踏み込むと
喧騒が嘘のように静かな空間が広がっています。
光則寺へ来ました。
こちらも、梅が満開ですね。
光則寺は、鎌倉幕府5代執権・北条時頼の下で
寺社奉行をしていた宿屋光則邸宅跡です。
日蓮上人が佐渡へ流された時、
弟子の日朗は宿屋光則邸裏山の土牢に幽閉されました。
その後日蓮、日朗に帰依した光則は自邸を寄進し、
日朗を開山として光則寺を建立しました。
江戸時代前期に再建された本堂です。
椿
ミツマタも、もうすぐ開花しそう。
水仙
ロウバイ
日朗上人を幽閉した土牢が残っているので、
行ってみます。
裏山へと続く石段を登っていると、
お寺のネコがいました。
嫌がってなかなか顔を見せてくれませんでしたが、
粘った甲斐があってこちらを向いてくれました。
ボクたちの後に来た参拝客が追いかけたのか、
このあとネコは山の急斜面を駆けて行きました。
その姿、じつに野生的でしたね。
開けた場所から墓地を見下ろすと、
周囲の梅が綺麗でしたよ。
土牢に来ました。
手掘りの土牢は、意外と広いです。
傍の案内板を読むと、700年ほど前のものだそうです。
こんな所に幽閉されて、
辛かっただろうなと想像してしまいました。
光則寺では、御朱印をいただくことはできません。
以前来た時もそうでした。
続きます。