奈良井宿散策を終えて、諏訪に戻ってきました。
諏訪大社上社本宮と前宮の中間に位置する、
神長官守矢資料館へ来ました。
神長官守矢家は、古代から明治の初めまで
諏訪大社上社の神長官を代々勤めてきた家です。
守矢家の敷地内に建つ資料館は、
守矢家の文書を保存・公開を目的に作られました。
以前より、一度訪れてみたかった場所です。
資料館の基本設計は、建築家の藤森照信氏です。
守矢家78代当主と幼なじみという縁で
依頼を引き受けたそうですよ。
江戸時代まで行われていた、
諏訪大社上社神事の「御頭祭」を復元展示してました。
神事は上社前宮の十間廊で行われ、
鹿の首75頭を供えた神事だそうです。
現在は、剥製で行なっているのだとか。
建物も、しげしげと眺めちゃいましたね。
神事で重要な役割を果たしている、
ミシャクジ社と社叢(鎮守の森)。
小さいながらも、御柱に守られていました。
大祝諏訪家の墓所。
大祝諏訪家は、生き神と称され、
神事を取り仕切っていた五官祝の一家です。
近所に、藤森照信氏の作品があると聞いたので、
見学してきました。
いずれも、風変わりな茶室です。
「空飛ぶ泥舟」
「高過庵」と「低過庵」
中に入れないのが残念ですが、
夢や遊び心のある作品だなあと眺めてきました。
「コスモスと泥舟」