昨年末、12月25日~27日までの2泊3日で、
京都旅行へ行ってきました。
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泉涌寺山内の一番奥にある雲龍院へ来ました。
南北朝時代の北朝の
後光厳天皇の思し召しによって、
竹巌聖皐 が龍華院とともに開いた寺院です。
江戸時代初期に雲龍院と龍華院を併合して、
雲龍院となりました。
皇室との関わりが深い事から、
泉涌寺別格本山という高い寺格を与えられ
現在に至っています。
素敵なアプローチですね。
霊明殿と、徳川慶喜寄進の石灯篭。
霊明殿とは、皇族の位牌堂の事で、
北朝の四天皇の尊牌と、
後水尾天皇から孝明天皇まで歴代天皇の
尊牌が奉安されています。
庭園
前日の雪が残っていて、
黄昏るにはちょっと寒かったです。
蓮華の間の障子窓越しに
左から椿・灯篭・モミジ・松が見え、
情緒があって良かったですよ。
悟りの窓
書院の他の窓からも、
庭の一部を絵画の様に見せていました。
花や絵を置くことによって、
殺風景な廊下も華やかになりますね。
何もしなければただの路地庭も、
石と砂で枯山水の立派な庭園となっていました。
見せ方が上手な寺院だと思います。
「龍淵のさやけし」と呼ばれる水琴窟です。
竹筒に耳をあてると、
良い音色がきこえましたよ。
雲龍院の大黒様、
「走り大黒天像」にお参りしました。
NHK-BSプレミアムのドラマ
「京都人の密かな愉しみ」で知ったのですが、
その時大黒様は台所にいたんですね。
セットかと思っていましたら、
やはり台所におられました。
俵の上に乗ってる大黒様と違い、
草鞋を履いた左足を前に踏み出して、
今にも走り出しそうな勢いです。
残念ながら写真撮影禁止でしたので、
興味のある方は雲龍院のHPから
確認してくださいね。
そして、玄関に設置されてる龍の画。
結構迫力ある絵です。
夜は、拝みたくないですね。
堂宇裏手の霊園の一画に、
推理作家・山村美紗さんのお墓があります。
参拝者が絶えないのか、
多くの花が手向けられていました。
傍らに、ファンの方々のメッセージを入れる
ポストが設置されてましたね。
御朱印をいただきました。
京都旅行記、次は東福寺へ続きます。
















