前回に引き続き、
中央区の縁を北回りで歩いて見ました。
中央大橋をスタートし、隅田川沿いを北上します。
隅田川は、本当に色々な船が行き交います。
それを見て歩くのも楽しいですよ。
清州橋です。
夜はライトアップが綺麗ですが、
緊急事態宣言中の今は残念ながら休止なんですよね。
首都高速の両国ジャンクションが見えてきました。
水害対策なのか、
東京都の水門がどんどんリニューアルされてます。
コキアがありました。
和名は、ホウキグサ。
高田郁さんの小説「みをつくし料理帖」で、
「ははきぎ飯」が出てきますが、
ははきぎとはホウキグサの古い呼び方で、
その実が食べられるんですね。
いわゆる「とんぶり」の事だそうですが、
ボクも何度か食べた事があります。
小説を読んで、あ！そうなんだと、あらためて知りましたね。
両国橋を過ぎて、目の前にJRの鉄橋を見ながら
隅田川と別れて神田川沿いへ向かいます。
柳橋
柳橋と浅草橋の間は、船宿がひしめいています。
古き良き江戸情緒を感じられる、数少ない場所なんですよね。
ちなみに、川向うは台東区です。
以前、参拝した初音森神社です。
この日は御朱印帖を持っていなかったので、
スルーさせてもらいました。
江戸通りを渡るのに、地下道を通っていきます。
浅草橋は、
かつて江戸城浅草橋御門があった場所です。
橋を渡った台東区側に碑がありました。
中央区側の橋の袂には、関東郡代の役宅があったようです。
神田川沿いを歩いてきましたが、区境に出てきました。
赤信号がある、通りの右は千代田区になります。
交差点を右に曲がると、区境が分かる場所があるので
行ってみます。
神田川に架かる左衛門橋の中央に差し掛かると、
区境があるんですよね。
この辺りは、区境が入り組んでいて、
グーグルマップとにらめっこしながら歩きました。
時には、こんな赤道（あかみち）も区境です。
赤道の先に児童公園がありますが、
その一画に小さな神社が建っています。
「江戸七森」のひとつ、竹森神社です。
江戸七森は他に、初音森神社・真島稲荷神社・
烏森神社・椙森神社・柳森神社・吾嬬神社がありますが、
真島稲荷神社と吾嬬神社以外は、
参拝させてもらっています。
表通りの賑やかなところが区境かと思っていたら、
こんな路地が千代田区との区境でした。
路地は、かつて竜閑川が流れていました。
江戸時代から続いた掘割です。
国道4号線に出ました。
路地を挟んで両側に公園がありますが、
一体に見えてそれぞれの区立公園なんですね。
中央区立地蔵橋公園と、竜閑川埋め立ての碑。
今では見ない非常階段です。
恐くて、登り下りしたくないですね。
日本橋界隈に残る、今川橋跡の碑。
埋め立てられた竜閑川に架かっていました。
新幹線だ。
数年前まで、ここには今川小路という飲み屋街がありました。
昭和風情の味わいある場所でしたが、
今ではそんな欠片が微塵もない状況です。
新常盤橋交差点まで歩いてきました。
ゴールの東京駅は、もうすぐです。
新常盤橋から南に5、60ｍ歩くと、旧常盤橋があります。
東日本大震災で被害を受け暫く修復工事をしてましたが、
最近になって渡れるようになりました。
かつて江戸城常盤橋御門があった場所で、
橋の向こうには石垣が残っています。
渡ってしまうと千代田区ですが、
ここは歴史遺産を真近に見るため渡ります。
常盤橋御門跡の傍らには、
新一万円札の肖像になる渋沢栄一像がありました。
ふたたび中央区に戻って、日本橋川沿いを歩きます。
川沿いに建つ、日本銀行本店。
威風堂々とした本館は、
上から見ると「円」の形をしてるのは有名ですよね。
東京駅八重洲北口へ来ました。
駅前の再開発ビルを見上げて、今回のゴールです。
歩数 14100歩 距離 8kmほど
