ここ数年、奈良旅行へ行きたいと思っていましたが、

ついに実現しました。

実家に帰っていたカミさんとJR奈良駅で合流すべく、

京都まで新幹線で行き、その後は在来線で奈良へ。

ブックオフで購入した文庫本数冊の中からチョイスした本が、

偶然にも奈良が舞台で予習にピッタリでした。

 

先に奈良へ着いたカミさんと10分遅れで無事合流し、

宿へ荷物を預けたあと昼食を食べました。

半日しかないので、奈良初日は春日大社に絞る事に。

 

JR奈良駅から春日大社一の鳥居までは、直線で約1.3キロです。

緩やかに坂を登っていくので、少ししんどいかな。

交差点を左に行くと東大寺、右に行くと奈良ホテルがあります。

 

 

 

参道は、趣があってイイ感じ。

 

 

 

ムクロジの大木がありました。

果皮は、かつて石鹸として利用されてたようです。

枝分かれしたところに、竹が根付いていました。

 

 

 

春日若宮おん祭り御旅所は、「春日若宮おん祭り」の時に若宮の神が

出御される仮御殿の事です。

 

 

 

1902年竣工の、仏教美術資料研究センター(旧奈良県物産陳列所)です。

カメラに収めると中央部分しか入らないのですが、宇治平等院鳳凰堂を

模したという外観は左右対称に広がって美しい建物でした。

 

 

 

白く可愛いおしりを向けた鹿がいました。

外人さんも、鹿せんべいを手に戯れています。

 

 

 

 

鹿の遭遇率が、がぜん高くなりました。

冬毛から夏毛に代わる途中なので、何だか汚らしい(笑)

といったら、神様の使いの鹿に失礼ですよね。

 

 

 

 

 

一の鳥居から、さらに750m歩いて二の鳥居へ来ました。

平成30年は、春日大社創建から数えて1250年になるそうです。

 

 

 

石燈籠の間から、顔をのぞかせる鹿。

頭を上下に振って、鹿せんべいを頂戴とねだってました。

 

 

 

南門が見えてきました。

一の鳥居からここまで、長い道のりでした。

 

 

 

釣灯籠は、平安時代から現在まで約三千基が奉納されてるそうです。

この色になるまで100年単位なので、相当古いのでしょうね。

 

 

 

拝観料とは別に特別拝観料を納めて、本殿へより近い所で参拝します。

本殿に祀られているのは、鹿島神宮から奉遷した武甕槌命、

香取神宮から奉遷した経津主命、枚岡神社から奉遷した天児屋根命と

比売神の 四柱です。

 

 

 

しかし、すぐには本殿へは近づけません。

回廊を通り、御蓋山(みかさやま)遥拝所で参拝しました。

御蓋山山頂は、平城京の守護のため武甕槌命が白鹿とともに降りたった

場所です。

 

 

 

 

江戸幕府5代将軍・徳川綱吉の母、桂昌院が奉納した燈籠です。

 

 

 

釣灯篭では、戦国武将の直江兼続、宇喜多秀家が奉納してました。

 

 

 

こちらの釣灯篭は、藤堂高虎、徳川綱吉奉納のもの。

 

 

 

御神木の大杉。

 

 

 

ビャクシンの大木は、回廊の屋根を突き抜けています。

 

 

 

江戸時代、神職の詰所だった「藤浪之屋」です。

この中で、春日萬灯篭を再現していました。

萬灯篭は、節分とお盆の年三日間に全ての灯籠に浄火される神事です。

幻想的でしたよ。

 

 

 

 

奉納されて20年の新しい釣灯篭がありました。

後ろの色へ落ち着くまで、この先何年かかるのでしょうね。

 

 

 

最後に御神木と本殿を仰ぎ見て。

 

 

 

限定御朱印をいただきました。

このあと、若宮神社の方へ散策します。