武田信玄の菩提寺、「恵林寺」へ行ってきました。

去年11月に西沢渓谷へ行った時に寄り道したかったのですが、

時間の都合上諦めた経緯があり、今回満を持しての参拝です。

 

 

 

総門(黒門)をくぐると、参道は桜が見頃でした。

 

 

 

臨済宗妙心寺派の恵林寺は創建が1330年と古く、

その後1564年に武田信玄が菩提寺と定めた古刹寺院です。

武田氏滅亡後の1582年、織田信長の焼き討ちに遭い焼失してしまいます。

本能寺の変で織田信長が自刃した後、徳川家康の手により復興されました。

 

徳川家康が再建した、四脚門(赤門)です。

恵林寺の山号である「乾徳山」の額が掲げられていました。

 

 

 

前庭の桜も、見渡す限り満開でした。

 

 

 

 

三門です。

 

 

 

 

 

三重塔がありました。

風が吹くたびに、桜の花びらが舞って絵になってましたよ。

 

 

 

三門をくぐり目の前に見えるのは、開山堂です。

夢窓疎石(むそうそせき)、快川紹喜(かいせんしょうき)、末宗瑞葛

(まっしゅうずいかつ)の三像が安置されていました。

 

 

 

庫裡の入り口に、鬼瓦が展示されていました。

徳川家康に再建された伽藍は、明治時代後期に大部分が焼失したそうです。

庫裡や本堂も、明治時代末期に再建されたものです。

 

 

 

武田氏の軍旗から取った「風林火山」は有名ですね。

同じ臨済宗妙心寺派の雲峰寺に、武田氏軍旗が奉納されてるそうですよ。

 

 

 

方丈(本堂)内部へは入れませんが、回廊から本尊を拝めます。

 

 

 

 

うぐいす張りを施した廊下の先にあるのは、武田信玄の霊廟です。

黒塀の先に、「武田不動」と呼ばれる不動明王像が安置された明王殿と、

武田信玄墓所がありました。

 

 

 

武田信玄の霊廟と並んで、柳沢吉保の霊廟がありました。

徳川幕府5代将軍・徳川綱吉の側用人を務めていた柳沢吉保ですが、

出自は武田氏と同様に甲斐源氏だそうです。

 

恵林寺庭園へ来ると、しだれ桜が満開でした。

お寺で、これほど桜を観たのは初めてですね。

 

 

 

ひととおり参拝した後、御朱印をいただいてきました。