栃木県宇都宮市にある、大谷石採石場跡「大谷資料館」へ行ってきました。
当日は雨でしたが、入場するのに行列が出来るなど人気があるのですね。
入場料を払い坑道内を下りていくと、目の前に巨大空間が広がっていました。
距離でいうと、4~50mの大空間です。
空間は、まるで巨大な神殿のよう。
昭和30年代前半まで、手掘り作業だったそうです。
ツルハシで削った跡が壁面に残っていますが、相当大変だったでしょうね。
さらに奥には、オブジェが展示された幻想的な空間が広がっていました。
光の演出が素晴らしいです。
ドラマや映画の撮影、アーティストのPVに使われるというのも頷けますね。
石を切り出した跡も、光の演出で別の物に見えています。
所々に空気口が空いていますが、当然雨は入りっぱなしになります。
その下は巨大な池となっていますが、掘削の機械が無造作に置かれ、
独特の雰囲気を醸し出していました。
こちらは、BMWの新車発表会が行われた空間です。
機械掘りの切り出し跡は、その表面が桜模様のようで美しいですね。
それにオレンジの光が入ると、別の空間に見えるから不思議です。
左手に見える階段は、作業階段として実際に使用されていました。
エンヤが、ここで歌ったそうです。
雨が滝のように降り注ぐ、素敵な空間がありました。
ぽっかり空いた穴から見える緑が、何とも良い絵になっています。
巨大空間入口には、作業で使用していた機械や、
切り出した石が展示されていました。
坑道入口の地図をあらためて見ると、見学できるグレー色の空間は、
全体の三分の一程度なんですね。
こうしてみると、採石場がいかに広いかわかります。



















