日光東照宮の西隣にある、二荒山神社です。
開山は奈良時代末と古く、東照宮ができるまでは輪王寺と並んで
日光山の山岳信仰の霊場でした。

現在、日光社寺のひとつとして、東照宮、輪王寺とともに、
世界文化遺産として登録されてます。





「縁結びの御神木」として知られる、杉に楢の宿り木です。
つまり、「好き(杉)なら(楢)一緒に!」という事ですが、ベタですね。




神門をくぐり、境内へ入ります。




1619年、二代将軍・徳川秀忠によって造営された拝殿です。
奥にある本殿も、同年造営されました。
東照宮や輪王寺に比べ、彫刻など一切なく落ち着いた作りですね。




こちらは、夫婦円満の御神木として知られる「夫婦杉」。




例祭、弥生祭に使われる、神輿三基が納められている「神輿舎」です。
江戸時代初期に、東照宮の仮拝殿として造営されました。
寛永年間に移設され、今に至っています。





真ん中にあるのは、本社神輿です。
その両脇を、別宮の本宮神輿と滝尾神輿が固めていました。




境内奥にある、「化燈籠」と呼ばれる唐銅灯籠です。
その昔、灯籠に火を灯すと、その様子が怪しげに見えたそうです。
警護の侍たちが化け物と間違え、切りつけた刀傷が無数にあります。





これですかね、刀傷は。




二荒霊泉です。




神社背後にある恒例山の洞窟から湧き出る「薬師霊泉」と、
滝尾神社境内の「酒の泉」を引いた池で「二荒霊泉」と呼ばれています。

眼病や若返りに効くとされる「薬師霊泉」を飲んでみました。
冷たくて、なかなか美味しい水でした。





お気軽に、霊場めぐりが出来る場所へやってきました。




山岳信仰だけに、そうそうたる山々が連なる神体山。
なかなか行けないので、巡った気分にさせてくれます。

主峰「男体山(二荒山)」をはじめ、「女峰山」「太郎山」など。





御朱印をいただきました。