天気の良かった土曜日、日光へ行って来ました。
本当は山行を計画していたのですが、
体調が不調気味だったので急遽変更しました。

東北自動車道の館林を過ぎたあたりで、
ふと思い立って菩提寺に寄り道する事に。
佐野で下り、一般道を走る事20分ほどでお寺に着きます。
墓参りと墓の掃除、それからお寺へ挨拶をしてきたので、
日光に着いたのはちょうど昼頃でした。





参道の途中に、こんな標識があります。




石鳥居です。

1618年、福岡藩主・黒田長政によって奉納されたそうです。
石も、九州から船で運んだのだとか。




1818年、小浜藩主・酒井忠進によって再建された五重塔です。
石鳥居をくぐると、左に建っています。

400年式年祭に合わせ、心柱の特別公開をやっていました。
ただでさえ高い拝観料のほかに課金されるので、早々に諦めました。




左右に仁王像の立っている表門(仁王門)です。






三神庫と呼ばれる建物が並びます。
いわゆる物置ですね。

一番左側にある上神庫には、「想像の象」が彫刻されていますが、
愛嬌があって可愛らしいです。





神馬をつなぐ神厩舎です。

猿が馬を守るとされる事から、長押には猿が彫刻されてます。
全部で8面ある猿の彫刻は、人間の一生が風刺されていました。




なかでも有名なのが、「見ざる聞かざる言わざる」の三猿ですね。
正面左から二枚目の長押に、彫刻されています。





ここから陽明門が見えるのですが、「平成の大修理」の最中でした。
本来の姿を見る事が出来るのは、4年後になりそうです。





御水舎です。

水盤は、1618年、佐賀藩主・鍋島勝茂によって奉納されました。
四隅、計12本ある花崗岩の柱で、木造の屋根を支えています。





極彩色豊かな上家ですね。




経蔵です。

経典を納める八角形の回転書架がある事から、輪蔵とも呼ばれます。
中央の柱を中心に回転する書庫ですが、
回す事でお経を唱えたのと同じ効果があるのだとか。




鐘楼です。




陽明門を挟んで、鐘楼と対峙している鼓楼です。

鼓楼の奥には薬師堂(本地堂)が建っていますが、
「鳴き竜」で有名ですね。
天井に描かれている竜の顔の真下で拍子木を打つと、
音が共鳴して竜が鳴いているように聞こえるそうです。







今回、陽明門の修理で217年ぶりにお目見えされたという、
西側壁に描かれた松と鶴の彩色壁画です。

修理が終わったら再び隠れてしまうようですね。





陽明門をくぐると、東照宮の最も重要な建物「本社」があります。
本社は、拝殿、石の間、本殿からなる権現造で、
全体を胡粉で白く塗られた唐門と極彩色の透塀に守られてます。




四方軒唐破風屋根の唐門を、間近で撮りました。
前回来た時は、本社とともに「平成の大修理」で
様子を見ることは出来なかったので、今回マジマジと見てきました。





神楽殿(手前)と祈祷殿(奥)です。






これから徳川家康の墓所になる奥宮へ向かうのですが、
回廊の奥宮入口に有名な彫刻、左甚五郎・作の「眠猫」があります。

みんな立ち止まって写真を撮るので、ここはかなり渋滞してました。

眠猫の真裏を見ると二羽の雀が仲良く舞っていますが、
「猫がうたた寝するくらい平和」を表現しているのだそうです。




坂下門です。




奥宮へ向かう階段も、結構混んでてなかなか前に進みません。
そんな中、お年寄りがフーフー言いながら登っていました。
年配にはツライ登りです。





奥宮の鳥居です。
ここをくぐって数段上がれば、家康の墓所があります。





奥宮本社(拝殿)です。




参拝しました。
近年のパワースポットブームで、かなりの人出です。





本社の裏には、鋳抜門といわれる銅製の唐門と、同じく銅製の宝塔が。




御朱印をいただきました。