
南アルプス最北端の入笠山から、美ヶ原高原へ移動してきました。
宿は、「美ヶ原高原ホテル 山本小屋」です。
ホテルとうたっていますが、どう見ても山小屋ですね。
じつは、入笠山は最初日帰りを予定していたので、
宿は三日前に慌てて取りました。
以前より「山本小屋」へ泊まりたいと思っていたので、
宿検索で空室と見るや勢いで予約しましたが、
泊まりたいと思っていたのは「山本小屋ふる里館」の方でした。
それにしても、入笠山から美ヶ原高原までは遠いですね。
ナビ検索でも、移動時間は2時間となってます。
夕食前にお風呂でさっぱりしたかったので、急ぎました。
急ぎながらも、ビーナスラインの運転は楽しみました。
その甲斐もあって、30分短縮で宿到着です。


駐車場から見た風景です。
美ヶ原高原牧場の中に宿があるので、遮る物がありません。

八ヶ岳が見えました。
それにしても寒い、標高2000mの夜は寒そうです。

玄関を入ると、薪ストーブが炊いてありました。
温かいし、ありがたいです。
部屋に荷物を下ろすと、さっそくお風呂へ行きました。
標高2000mの宿ですが、お風呂は何と温泉でした。
ボーリング調査をしていて、たまたま温泉が湧いたそうです。
気持ちよく温まったら、お腹が空いてきました。

田部井淳子さんのサインが飾ってありました。

歴史を刻んだ宿ですね。

夕方6時、夕食が出来たと館内放送があり、食堂へ向かいました。
信州牛のすき焼きがメインの、ボリュームありそうな夕食です。
食前酒の信州ワインで乾杯、そしてビールを頼みました。
牧場の牛たちに囲まれながら食べる信州牛のすき焼きは、
事のほか美味しかったです。
ですが、やはりボリュームがありすぎました。
宿の方に申し訳ないと思いつつ、ずいぶん残してしまいました。

夕食後、フリースを着込んで外へ出てみました。
夕日が沈んだ北アルプスの空が赤く染まっています。
空気も凛としていて綺麗ですね。

宿へ戻ると、看板ネコが玄関越しに外を窺っていました。
宿のおばさんに聞くと、このネコ外が大好きなんだそうです。

翌朝、朝食前に散歩しました。
霧の【王ヶ鼻】へ一番乗りです。
王ヶ鼻にある石仏群は、みな御嶽山を向いています。
これは昔、木曽の御嶽信仰によるものだそうです。

霧が晴れるのを、じっと待ちます。
近くで、鹿が鳴いているのが聞こえました。

御嶽山が見えました。

白い噴煙が上がっているのを確認できます。
梅雨明けから行方不明者の捜索が再開されるそうですが、
早く見つかると良いですね。

乗鞍岳が見えました。

北アルプスの山々が見えてきました。
左から、奥穂高岳、大キレット、槍ヶ岳、常念岳が見えます。
いずれも標高3000m級、大きな壁が立ちはだかって見えますね。

美ヶ原の最高峰、【王ヶ頭 2034m】です。
三角点とともに、石標を撮りました。
美ヶ原は、江戸時代から既に呼ばれているんですね。
松本藩の文献「信府統記」の中で、美ヶ原の名称があるそうです。

王ヶ頭から見た【王ヶ鼻】です。

北東側を見ると、雲海が広がっていました。

遥か下に、三城牧場が見えます。
標高1300mの三城は、日本一の高原野菜の産地だそうです。
他でも日本一をうたっている場所がありますが、
野菜が育つギリギリの標高が1300mらしいので、
各々日本一と呼んでいるみたいですよ。
ちなみに『日本百名山』を書いた作家の深田久弥ら一行は、
三城から美ヶ原を登頂したそうです。

牧場と北アルプスです。

美ヶ原のシンボル、【美しの塔】です。
遭難防止のための避難所になっていて、塔の北側には
美ヶ原高原の開発者、山本俊一のブロンズ像が嵌め込まれています。

仔馬がいました。


カメラを構えたら、牛が近づいてきました。
ところで牧場の牛たち、夜は牛舎へ戻るのかと思ったら、
このまま牧草地の中で寝るのだそうです。
たしかに、牛舎が見当たらないなと思っていました。


7時30分、朝食です。
散歩してきたので、程よくお腹が空いてました。
牛乳、スープ、パンの、おかわり自由というのが有難いです。

食堂入口に、鹿の剥製が飾ってありました。
「早起きは三文の得」ではないですが、天気も良いので
出発の準備をして霧ケ峰へ行きたいと思います。
今回の宿代は、「しあわせ信州ふるさと割」というクーポンと、
じゃらんの保有ポイントを使ったので7500円/人でした。
温泉と美味しい夕食、美しい景色を堪能できて、お得な宿でした。
「ふるさと割」は、国の交付金を利用した地域消費喚起事業で、
宿泊の仕方で4種類の割引クーポンが発行されてます。
ただ使える時期が限られてますが、おススメですよ。
