
東京ステーションギャラリーで開催の『東京駅100年の記憶』展を、
最終日の今日、すべり込みで観てきました。
予告を見た時から行きたかったのですが、なかなか行けず、
まさに間一髪でした。
1914年(大正3年)12月20日に開業し、
昨年12月20日で100周年を迎えた東京駅丸の内駅舎。
その100年の歴史を振り返って建築を主体とした展示から、
駅にまつわる絵画や小説を展示してました。
丸の内駅舎の5年6ヶ月に渡る復原工事を経て、
休館していたステーションギャラリーも生まれ変わりました。
以前は、現在のステーションホテル玄関あたりに入口がありましたが、
再開後は北口改札前に移設されていました。
そして3階建てになったのも、変更されたところですね。

チケットを購入し、エレベーターで3階へ上がります。
3階は、復原された部分ですね。
展示室へ入ると、開業時、50年目、復原後100年目の
ジオラマ模型が展示されていました。


開業時の駅舎を、細かく再現された模型ですね。

50年目の丸の内駅舎の姿です。
戦争でドーム部分を無くした駅舎を2階建てに改修したのですが、
駅前に広がる当時31mに高さを抑えられたビル群と相まって
美しく佇んでいる様子がわかります。

100年目を迎えた丸の内駅舎です。
復原工事も終わり優美な姿に戻ったのですが、
まわりのビル群も再開発で超高層に生まれ変わり、
近くに寄らないと全景を見るのが難しくなっていました。


こちらの展示は、地下駅とそれを結ぶ地下通路が成長する様子を
立体模型とドローイングで見せたもの。
立体迷路のような地下通路ですが、実際使っているボクにとって
これほど便利なものはないなと実感しています。

3階から2階へ下りて行く術は、階段です。
丸の内駅舎の一番北側にある塔屋部分が階段室ですが、
かつては手洗所だったのだとか。

こんな感じのらせん階段が、1階まで続いています。
白い壁から始まる階段室ですが、途中からレンガ壁になります。
開業時のレンガ壁を、間近で見る事ができるようになってます。

錆びた鉄骨や煤けた木レンガなども、一緒に見ることが出来ますよ。

上を見上げると、こんな感じです。

トイレの洗面上部も、間接照明に照らされたレンガ壁が美しいです。

2階の展示室を出ると、北口ドームの回廊に出ます。
下は北口改札前広場で、右から改札、八重洲口方面の自由通路、
ステーションギャラリーの入口が並んでいます。
そして回廊の正面左にはミュージアムショップがあり、
3階部分はステーションホテルの客室が広がります。
ボクたちも、ミュージアムショップへ寄り道しました。

ショップで買ってきた、電車と指差し確認の缶バッチです。
