南禅寺といったら豆腐料理かなと思い、
有名店の「南禅寺・順正」へ行きました。

ここは、料理によって食事する部屋が変わります。
ボクたちは、コースにしたので、「丹後屋」に案内されました。
ちなみに会席料理を選ぶと、グレードの高い部屋になるようです。






まずは、豆腐作りから。
豆乳を温めた後、にがりを加えてしばらく待ちます。
待つ事数分、豆腐が出来上がりました。





出来立てで温かいうちに食べてみたところ、
なかなか美味しかったです。





先付の、豆乳、胡麻豆腐、炊き合わせです。






田楽と、天ぷら盛り合わせ




生姜御飯

京料理は、全体的にあっさりめですね。
濃い味に慣れているせいか、少し物足りない気がしました。
たぶん東京で食べる京料理は、東京の味付けになってるのかも。




お腹もいっぱいになり、地下鉄駅まで歩く途中、
明治時代の遺構「蹴上インクライン」を通りました。

琵琶湖疏水の水路落差を補うための傾斜鉄道を言いますが、
2ヶ所あったうちの「蹴上インクライン」のみ保存されてます。
また、線路脇には、疎水が勢い良く流れています。







水下部分の遺構と、復元された胴体展示です。
船を台車に乗せて、斜面を昇り降りしていたようです。

旅行前に、NHKで放映されていたのをたまたま見ていて、
機会があれば一度見たいと思っていました。





インクラインの途中にあった、煉瓦造りのトンネルです。
「雄観奇想(ゆうかんきそう)」と書かれた額が収まっていました。

明治時代の京都府知事だった北垣国道氏の筆で、
見事な眺め、優れた考えという意味だそうです。





手書きの案内に、「ねじりまんぽ」と書かれていました。

正式には「斜拱渠(しゃきょうきょ)」と言いますが、
要は強度を上げるために煉瓦を斜めに積んだ工法の事です。

「まんぽ」は、線路下をくぐるトンネルを示す方言で、
煉瓦が螺旋状にねじれているから「ねじりまんぽ」という
俗称が生まれたようです。

それにしても、面白いですね。