
鎌倉五山第四位の名刹、浄智寺にやってきました。
浄智寺は、関東大震災で伽藍の大部分が倒壊し、
今の伽藍は昭和に入ってからの再建です。
境内のみ、昭和41年に国の史跡に指定されました。

総門をくぐり坂道を登ると、上階を鐘楼と兼ねている三門があります。

正面から見ると、こんな感じです。


三門の奥には、曇華殿(どんげでん)と呼ばれる仏殿があります。
中には、過去・現在・未来の三世仏が安置されていました。
過去・現在・未来なんて、珍しいですね。


本殿裏には、茅葺き屋根という情緒たっぷりの寺務所が建っています。
そして左手に目をやると、慈母観音菩薩立像がありました。

竹林を抜けたところに、明月院でも見た「やぐら」がありました。

岩盤をくり抜いたトンネルの先には・・・

江ノ島・鎌倉七福神のひとつ、布袋尊がいました。
こちらの布袋さん、お腹を撫でられすぎて黒くなってますね。
ボクも、御利益を願って撫でてきました。
布袋さんの陰に隠れるようにいるのは弁天様です。

七福神の弁財天は、江ノ島の江島神社なので、
肩身を狭くしてひっそりと佇んでいるのかも知れません。

それにしても、布袋さんの指は何を指してるのでしょうね。

ネムノキの花に、蝶が止まっていました。

そして、ここでもくるくるタイプの紫陽花、渦紫陽花です。
