
今回の長崎観光で行きたかった場所が、ここ大浦天主堂です。
正式名称は「日本二十六聖殉教者堂」と言います。
幕末の1865年建立された日本最古のカトリック教会堂で、
ゴシック様式を取り入れた木造建築です。

日本二十六聖人とは、豊臣秀吉のキリシタン弾圧政策で
現在の長崎市西坂で処刑されたカトリック信者を言いますが、
大浦天主堂は殉教地である西坂に向かって建っています。
1865年3月17日は、「信徒発見」という日本あるいは
世界にとっても歴史的に特別な日です。
建立後の天主堂はフランス寺と呼ばれていましたが、
洋風建築が珍しいのか多くの日本人が見物に訪れていました。
その見物人に紛れて浦上の住人十数名が天主堂を訪れ、
隠れキリシタンである事実を神父に告げました。


聖母マリア像です。
台座には、「日本之聖母」と書かれています。
「信徒発見」という、世界のキリスト教徒を感動させた
歴史的に特別な事を記念して、フランスから贈られたマリア像です。

屋根は瓦を使っています。
明治に入って大規模改修が行われ、外壁は煉瓦造となりました。

祈念坂から見た、大浦天主堂と長崎港です。

大浦天主堂を後にして、昼食を食べに行きました。
昼食は、皿うどんと決めていました。
長崎ちゃんぽん発祥の店という「四海楼」へ行きたかったのですが、
すでに大行列で待ち時間が2時間となっていました。
諦めて、ANAホテル内の中華レストランへ。
ガイドブックに書いてあった通り、ボリュームたっぷりです。
しかも美味しい!!
心もお腹も満足しました。

「大浦天主堂下」電停です。
ちょうど、路面電車が入ってきました。

国の重要文化財、旧長崎英国領事館の職員住宅です。

車に戻り、カーナビを「亀山社中」にセットしたら、
スナック・亀山社中に連れて来られました。
仕方なく時間貸駐車場に停め、歩いて行く事に・・・


芸者の登録所である、長崎検番です。
ここ丸山町は、遊郭であった頃は日本三大花街と呼ばれ、
幕末・坂本龍馬も羽目を外した場所でした。
現在はかつての賑やかさはありませんが、
現存する長崎検番には20名の芸子衆が登録されているそうです。
