
T025 越後妻有里山現代美術館「キナーレ」
原広司
「キナーレ」が、現代美術館として生まれ変わりました。
前回来た時は、地元の物産館のような感じで、
一部を芸術祭の会場に使っていました。
T231 No Man's Land
クリスチャン・ボルタンスキー
その「キナーレ」の中庭全部を使った作品が、
クリスチャン・ボルタンスキーの「No Man's Land」です。
山と積まれた古着を、クレーンがつかみあげては
また落とすという、その作業が延々と繰り返されます。


何だかよくわからない作品ですが、
何故かその単純な作業を長い事見ていました。

この作品、風向きによっては危険です。
ずっとそこに置いてあるため、ホコリを貯め、雨が染み込み、
晴れていても半乾きなんでしょう、
風下に立つと不快な臭いに圧倒されます。
その臭さも、芸術のうちという事でしょうか。


T224 トンネル
レアンドロ・エルリッヒ
外観は、妻有でよく見るかまぼこ型の倉庫ですが、
中へ入るとトンネルになっていました。
しかも遠近法を使った作品で、わずか5mほどの距離が
長いトンネルに見える不思議な空間です。

T228 フロギストン
山本浩二
前回の芸術祭では、清津峡で作品を展示してましたが、
今回「キナーレ」に場所を移しての展示となったようです。

植物を炭化させて作った彫刻作品ですが、
近くに寄ると炭特有の臭いがしてきます。



T230 LOST #6
クワクボリョウタ
暗幕をくぐって室内へ入ると真っ暗で、
初め何の作品かわかりませんでした。
暗い室内に、ヘッドライトの点いた鉄道模型が走ってます。
床には、織物機具が置かれています。
そこを通るたびに影絵となって壁に映りますが、とても幻想的で
まるで自分が列車に乗っているような感覚になります。
ボクとカミさんは最前列に腰掛けて、
長い時間その影絵の世界を楽しんでいました。
おススメの作品です。

新潟の、いろんな場所の砂が展示してました。


T222 ○ in □
マッシモ・バルトリーニ feat.ロレンツォ・ビニ
「キナーレ」の四角い建物に対峙して、円弧に広がる書棚、
円型のテーブル、天井には円形のモビールを下げた
柔らかい空間の作品です。

越後しなのがわバル
マッシモ・バルトリーニの作品の中で、
地元の食材を使った料理を楽しむ事ができます。

中庭を望むカウンターに座り、妻有特産の雪下にんじんを使った
100%しぼりたてジュースを飲みました。
甘くて美味しかったですよ。

ミュージアム・ショップ店頭に、豚ジャーキーの
企画から商品化するまでの過程を展示してました。

インフォメーション屋台が置いてありました。
