左京区 下鴨神社(しもがもじんじゃ)②

 


1994年(平成6年)には下鴨神社全域が世界遺産に登録されました。
それもその筈で社殿のうち2棟が国宝、31棟が国の重要文化財、
17棟が重要文化財の附(つけたり)指定と文化財の宝庫です。
ちなみに重要文化財の附(つけたり)指定とは
ある重要文化財を修理等で調べている途中で
新たに重文級の文化財が発見される事があります。
それを別な物として個別に申請するのは手間と時間がかかるので
元々の重用文化財の指定番号に関連した附録の指定としてしまう事です。

確かに境内の建物にはどれもこれも重要文化財と書かれているほど数が多く
事実上殆どの建造物が重要文化財となっています。

 


本殿は秋の特別公開では見る事は出来ますが写真撮影は禁止です。
ただ今回行った時は工事中で近くまでも行けませんでした。

国宝である本殿は東西2つの建物に分かれており東本殿・西本殿は江戸時代までは
伊勢神宮と同じように21年に一度全ての建物を造り変える式年遷宮を行っていました。
今は国宝になっていて全部重要文化財になってますので建て替えが出来ません。
そのため屋根の葺替えだったり、金具の修理、漆の塗り替えとか修復のみが行われています。
前回は2015年( 平成27年)に第34回目が行われました。
しかし何故か伊勢神宮の場合の式年遷宮は20年に一度で
下鴨神社より1年短いです。


境内には解除所(げじょのところ)という場所がありますが
解除所とは葵祭などの重要な神事の前に穢れを祓うお祓いを行う場所です。
2箇所ありますが常設の解除所がある神社は下鴨神社だけだそうです。

 



鳥居に入ってすぐ左側に
国歌「君が代」の歌詞にも出てくる
「さざれ石」があります。

さざれ石はもともと「小さな石」という意味ですが、
長い年月の間石と石の隙間に炭酸カルシウムや水酸化鉄が流れ込んで
コンクリート状に固まったものをも「さざれ石」と呼びます。
さざれ石は年とともに大きく成長し岩になると信じられている神霊の宿る石で
下鴨神社でも丁重に祀られています。

「さざれ石」は日本国内の各地にあり京都市内では「護王神社」にもあり
「護王神社」の石は日本最大のさざれ石といわれています。
「古今和歌集」にさざれ石を詠んだ歌があり、国歌の原典となっていますが
下鴨神社の「さざれ石」が国歌に歌われているわけではなくて
岐阜県揖斐川町の「さざれ石公園」にある「さざれ石」が歌詞の由来になったと言われています。