私とロックとの出会い
ホールディングパターン(Holding Pattern)
アメリカのプログレッシヴ・ロック・グループ
アメリカでプログレバンドといえば
カンサス(KANSAS)やスティックス(STYX)等の
ハードロックにも分類できるようなビッグネームのバンドを指すことが多く
彼らはハードプログレというジャンルでも呼ばれていますね。
ただ正統派プログレバンドは一般には知られていなくて
音楽大国でありながらプログレバンド不毛の地と思われていました。
実際にはCATHEDRAL(カテドラル)、HAPPY THE MAN(ハッピーザマン)、
YEZDA URFA(イエツダ・ウルファ)等のたくさんのプログレバンドは存在していたのですが
マニアによって発掘されるまで
プログレファンの間でも殆ど知られていませんでした。
相変わらずこれらのバンドは今でも一般的には殆ど無名です。
それもその筈でアメリカではプログレ全盛期こそ
5大バンドと呼ばれたキング・クリムゾン、ピンク・フロイド、
イエス、ジェネシス、エマーソン・レイク&パーマー(EL&P)はチャートを
席巻しましたがブームが終わると一気にプログレバンドが
表だって活動する環境が無くなってしまいました。
ヨーロッパ等、別の地域ではブームが去った後も
一定の支持を集めたバンドがありましたが
アメリカではプログレッシヴ・ロックのような
複雑で一曲が長い音楽は国民性の違いなのか
ダンスミュージック等に比べて受け入れにくいのでしょうね。
そのためプログレバンドは
メジャーなレコード会社には契約してもらえず
仕方なく自主制作盤を作り細々と活動するしかなかったのでした。
それらのレコードを世界中のプログレファン
特に日本のファンが熱心に探し回った結果
前述のバンドとともに発掘されたのが
「ホールディングパターン」です。
彼らは所謂ジェネシスタイプのバンドに分類されます。
それはギターのトニースパダ(Tony Spada)が
プログレ全盛期のジェネシスに在籍したギタリストである
スティーヴ・ハケット(Steve Hacket)に影響された
「メロディアスな泣きのギター」を聴かせるからでしょう。
このデビューアルバムは全編インストゥルメンタルで構成されていて
余計にトニーのギターが強調されています。
彼はバンドと平行してソロアルバムも発表するくらいでしたから
活動の中心は彼だったのかも知れませんね。
このアルバムはCAMELとGENESISを併せたような爽やかな叙情性を持っていて
中々の出来ですが当時は全くと言ってよいほど注目されませんでした。
この曲なんか、もろにスティーヴ・ハケットですね(笑)
Honor Before Glory
その後も細々と活動は続けていたようで
2005年には来日し日本の数少ない(笑)ファンを喜ばせたり
2007年にはアルバムを発表しました。
その中に「Honor Before Glory」のライヴバージョンが収録されていますが
観客の反応も良くそれなりに人気を集めていたようです。