昔、さく蔵がまだ他所の家の子であった時のこと。
三郎と私はさくの家の前を1日に何度も(必然的に)通っていました。
さく蔵は、水を沢山飲む子で、私たちが通るたびに自分の水入れのボウルが空になってる事を知らせてきました。
ボウルと私たちの顔を交互に見ては、「ここに水を入れてくれない?」そう訴えているようでした。
「また空になったの?(笑)」と、私は1日に何度も水を入れてやりました。
うちに迎えた時、さく蔵に「いっぱい飲んでいいよ」と水を出しましたが、そんなに飲むことはありませんでした。
さく蔵が、かまって欲しくて、毎日一生懸命水を飲んでいたことに気づいた時、私はさくを思い切り抱きしめました。
愛してるよさく…
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毎日、慌ただしく過ぎていきます。
私の方は、溜まってる仕事、友人とのランチなど、段々と日常を取り戻しつつあります。
久しぶりに、朝ん歩で満月を見ることもできました。
さくが居なくて寂しい毎日ですが
小槌(こづち)の為にも 普通に日々を過ごすことを心がけています。
一人の時、車の運転をしている時には、涙がまだ止まりません。
小槌…きっと隣にさくが寝てるよね。
重くない?