枝箸進化論 | 自然の話をしよう。

自然の話をしよう。

普段なら見過ごしてしまう、自然のアンナコトやコンナコト。古風な角刈り
(自称 五分刈り)の三十路男子・板さんがカメラや旅を通じて、大好きな
自然にまつわることを、独断と偏見そのままに紹介します。

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最近、箸を作ることにハマっています。
初めて箸を作ったのは、おととしの11月でした。
→『ライカ・D-LUX3 × マイ箸』
http://ameblo.jp/ita-33/archive1-201011.html

あれから、2年。休みでヒマができると、ちくちくと箸をこしらえてきました。

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枝箸・初代/材質不明(カエデ?)
●ポイント:不恰好で使いにくい! 枝が曲がりすぎ。

作ったというよりは、皮をむいただけ^^;

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二代目/カシ箸
●ポイント:形は箸らしくなったけど、先端が合わず、普段使いに支障あり。
     拾った枝だけに、割れあり。さらに、心材(中心部)が露出。

とにかくナイフで削り続けたものの、なかなかまっすぐになりません。
削りたては真っ白だった材が、サラダ油を塗ったら黄色に。

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三代目/クリ箸
●ポイント:初めて鉋(かんな)で作ったもの。できはいいが、やや短い! 色・艶よし。

いろいろ調べたところ、鉋がけがいちばんよさそうでした。地方によっては、
「箸削り台」を持っていて、それにはめこんで削るそう。そんなものをつくっとる
時間はないわ! と、万力で枝を固定して削ったもの。
同じくサラダ油を塗っていますが、色はほぼ変わらず。

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四代目/サクラ箸 最新作!

●ポイント:長さに気をつけながら鉋で作ったもの。ヤスリとサラダ油で仕上げ。

これぞ箸、とようやく納得。削りたてでは、淡い色だったのですが、油を吸って
いい色に! ちょっとびっくりするくらいの変わりようです。

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ただ、やはり枝です。使い込んでいくと、割れたりしないか、どのくらい持つのか
わかりません。これから、日常生活でじっくり使ってみたいと思っています。

しかし、僕も進化したものです(笑)
食いっぱぐれたら、箸職人に転職しようかな~。