越後女の山越え記 -3ページ目

越後女の山越え記

子どもが生まれました!二人の男の子のママになりました。

母は、急性骨髄性白血病だった。

リンパ性であってくれと願うも無情にも一日で打ち砕かれた。

そうなぜならリンパ性の方が生存率が高い。その上母は感染症の肺炎を併発。慢性ではなく急性。

どこに望みを見出だせる?

明らかになっていくにつれ、不安も大きくなる。

まだステージは分からない。

父に、
「母に子供の写真を送りたいんだけど見れる?」と聞くと、

「見ることは出来るけど、打つこと(返信)は出来ない」




愕然とした。

そんな返答は想像もしていなかった。

そんなに悪いの..... ?

会えなくなるんじゃないかって怖いよ。



いいや、母の方が今苦しい抗がん剤治療と戦ってるんだから、元気な私の方が負けそうになってどうする!!


言い聞かせるしかなかった。

お父さんから電話が来た。

嫌な予感がした。 

普段お母さんからの連絡でお父さんから連絡が来ることは滅多にない。

私「何。。?」
父「おう」
私「嫌だ。。」
父「悪い話だ」
私「だろうね。。」

まぁ年齢的に祖母に何かあったのだろうと思った。

父「ママが急性白血病になって、今日入院した」


頭の思考回路が止まった。



え、お母さん?大好きなあのお母さん?白血病? 不治の病(イメージ)のあの白血病?

混乱して頭が回らない私に更に父は続ける。

父「その上肺炎になり、心筋梗塞の疑いがある」



真っ暗になった。



それ助かるの?



声にならない問いが宙を舞った。


父「五分五分らしい。この一ヶ月間で決まる。覚悟しておけ」


心とは裏腹に脳は理解したらしい、涙がにじんできた。


良い想像が出来ない。
何で、、、人のため、家族のためにずっと真面目に看護師をしているお母さんがなぜ?
これは平等なの?無情な世界


なぜ会いにいけないのだろう。
遠くに住んでることが悔やまれた。
来世は親のいる土地の人と一緒になろう。魂に言い聞かせた。


でもこの瞬間も何も知らない子供たちがママを呼んでる。世話を焼かせてくれる。
きっとこの子たちがいなかったらどん底から這い上がれなかったと思う。


とにかく会いたい。。
三歳の長男と一歳の次男と買い物に行った。いつものように空を見上げながら、雲や太陽について他愛もない会話をする。

今日はクリスマスイブ。
長男はママの横を歩きながら、ママを見上げて言う。

「今日サンタさん来てくれるかな?」



「・・・はーちゃん(長男)がいい子にしてたらきっと来てくれるよ照れ


長男は嬉しそうに歩きだす。

冬の寒さが染みる日中に不思議な暖かさを感じた。


『あー純粋に育ってるなー』


しみじみ思ったショボーン