http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100504-00000003-maiall-sci

 

<3D>映像酔いを防ぐには? 脳が「不快」に…刺激軽減を

 

 横浜市の女性会社員(38)は昨夏、家族向けアニメ映画「ボルト」の3D(三次元)版を見に行った。上映開始から約20分後、車酔いのように気分が悪くなった。「3D酔い」(映像酔い)と呼ばれる症状だった。主人公が逃げ回る場面など、画面が早く動くとめまいを感じた。3D用メガネを外して休んだが、再度見始めるとまた気分がすぐれない。結局、見たりやめたりの繰り返し。映画が終わってもしばらく回復しなかった。

 一緒に見た夫(42)も不調を感じ、長女(4)だけが平気だったという。女性は「子どものころから車酔いしやすかったが、映画まで苦労するとは。3Dはもう遠慮したい」とこぼした。

 3D映画「アバター」を配給する20世紀フォックス映画宣伝部によると、不調を訴える苦情や問い合わせは特にないという。だが、乗り物酔いに詳しい東京厚生年金病院(東京都新宿区)の石井正則・耳鼻咽喉(いんこう)科部長は「年初から3D酔いに関する問い合わせが来ている。3D映画で酔いは起こる」と話す。

 例えば、主人公が滝つぼに落ちるシーンでは、目からの情報で脳は実際に落ちた感じを受ける。ところが、平衡感覚をつかさどる内耳には刺激がないため、ズレが生じる。これを脳が「不快」と判断すると、むかつきや冷や汗、頭痛などの症状が表れる。「手ブレのひどいホームビデオを見た時に、気分が悪くなるのと同じ理屈」という。

 酔いを防ぐには、上映中は頭をできる限り動かさず、背景や脇役にあまり目をやらず中心人物を見る方が、脳への刺激が軽減される。空腹や寝不足は避ける。酔い止め薬も効くという。

 映画鑑賞に伴う酔いは、劇場が大スクリーン化した1960年代にも発生し「シネラマ酔い」と呼ばれた。石井医師は「脳には感覚のズレを調整する機能がある。酔いを心配して3Dを避けるより、体を慣れさせた方が良い」と話す。

 大手シネコン各社は3D酔いに特別な対策は用意していないというが、「3Dに限らず上映途中で体調が悪くなった場合は、劇場係員に相談してみて」(TOHOシネマズ)と助言する。劇場内では、中央の前寄りの座席は3Dの効果が比較的強いとされ、心配な人は避けた方がいい。

      *

 業界では、安全確保のためのガイドライン策定が進んでいる。電機メーカーの団体が99年、3Dのガイドライン試案をまとめたのをはじめ、電機メーカーや放送局でつくる「3Dコンソーシアム(3DC)」が今年4月、最新の改訂版を公表。視聴者に周知すべき点として、「画像と両目を水平に保つこと」など7項目をまとめた。

 コンテンツ制作者向けにも、映像の飛び出しや奥行きの望ましい範囲を盛り込んだ。過度な飛び出しを多用したり長時間見せるのは避ける▽大きなディスプレーでは飛び出し効果が大きくなることを考慮する--など、視聴者が不快にならない映像や機器を求めている。

 3Dテレビでは、メーカーが説明書で注意を促している。パナソニックは4月発売の3Dテレビで「個人差によりまれに体調不良が引き起こされる」などの注意書きを付した。ソニーも、6月発売予定の商品のパンフで「視聴中に体調の変化を感じたらすぐに中止を」「体調がすぐれない時は視聴を控えて」などと記した。

      *

 子供は、視聴しても問題ないのだろうか。ガイドラインは子供の視覚発達の年齢表を示して、「影響を考慮し、大人が判断するのが望ましい」とする。「3Dコンソーシアム」の千葉滋・安全ガイドライン部会長は「立体を見る機能は生後1~2年で急速に発達し、5~6歳で大人並みになる。それまで、人工的な立体映像を頻繁に見ることは避けた方がいいだろう」と解説する。イタリアでは、6歳未満の視聴自粛を呼び掛けているという。

 3D映像は臨場感が非常に強く、今までできなかった人工的な経験をできるメディア。教育ソフトの開発も進んでおり、米国では3D機器を全小学校に置こうという動きもある。千葉さんは「今でもゲームに没頭する人は余計にのめり込む恐れもあり、ソフト制作者の責任は大きい。子供の利用には大人の管理が大切で、利用内容や時間だけでなく、見ている間の様子にも注意を払ってほしい」と呼びかける。携帯電話やパソコン、ゲーム機など3Dの関連商品は今後も数多く発売が予定され、多面的な研究の継続が求められる。【田村佳子】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100503-00000011-zdn_m-mobi

 

iPhone OS 4が切り開く、新たなビジネス活用の可能性

 

 米現地時間の4月8日、iPhoneの次期最新OSであるiPhone OS 4が発表された。3回目のメジャーバージョンアップとなるiPhone OS 4へのアップデートは、iPhone向けには夏に、iPad向けには秋に提供される予定であり、一般ユーザー向けの機能はもちろん、ビジネス向けの機能も大幅に拡充される。

 1500以上といわれるAPIや、100を超えるユーザー向けの新機能が提供されることで、新たなビジネスモデル創出の可能性が広がることは間違いないと筆者は予想している。まずは、エンタープライズ向けにアップデートされた主要な機能を見ていこう。

●マルチタスクのサポート

 ユーザーに最も大きなメリットをもたらすのは「マルチタスク」のサポートであろう。今回のマルチタスク対応では、7つのマルチタスキングサービス(バックグラウンドオーディオ、VoIP、バックグラウンドロケーション、プッシュ通知、ローカル通知、タスク完了通知、高速アプリ切り替え)が利用できるようになる。

 例えばビジネスシーンでは、SkypeなどのVoIP機能を持つアプリで顧客と会話をしながら、WebブラウザのSafariで社内のWebベースのCRM/SFAにアクセスし、必要な顧客情報を参照して即座にメールアプリに切り替え、顧客に最適な情報を提供する――といった、無駄のない効率的なワークスタイルをiPhoneやiPadで確立できるのだ。

●メール機能の進化

 今回のアップデートでは、メール機能も大きな進化を遂げている。複数メールアカウントのメッセージを1つの受信ボックスでまとめて表示できるようになり、複数のExchangeアカウントも同時に表示可能になった。スレッド単位でのメッセージ表示も可能になるなど、ユーザーインタフェースも大幅に向上した。

 メールの添付ファイルは、他のアプリケーションでの展開が可能になったため、今後はメールのやり取りの中でさまざまなファイル形式のデータを展開できるようになるだろう。

●セキュリティ機能の強化

 セキュリティ機能は、iPhone OS 3.0でリモートワイプ(遠隔操作でiPhone上のデータを完全に消去する機能)に代表される多くのセキュリティ機能が実装され、iPhone OS 4でもさらに強化される。

 新たにメールと添付ファイルの暗号化に対応し、データ保護APIが公開された。これにより、アプリを開発する際、アプリケーション内に格納するデータの暗号化が可能になり、企業におけるアプリケーションの運用においても、セキュアな環境でアプリを利用できるようになる。

 また、SSL VPNをサポートすることも明らかになり、Juniper NetworksとCisco Systemsが開発中のアプリケーションを対応させると発表している。

●運用管理の効率化

 現状では、アプリケーションはApp StoreやiTunes経由でのインストールが必須だが、iPhone OS 4からはネットワークでワイヤレスに配布できるようになる。これにより、企業が社内専用のアプリケーションを開発し、社内で配布する際のオペレーションが劇的に軽減される。大規模にiPhoneを導入している企業にとって、アプリケーションの配布は大きな負担になっており、今回のアップデートによる本機能の搭載は朗報といえるだろう。

 また、Mobile Device Management APIの公開もiPhoneの運用管理においてメリットをもたらす。現状、端末の一元的な運用管理は、iPhone構成ユーティリティを使って複数ユーザーのiPhone設定を行うための構成プロファイルを作成し、それをユーザーに配布することで行う仕様だ。これが今回のアップデートで、Mobile Device Management APIの公開されると、ソリューションと統合したiPhone端末の運用管理が実現可能になり、構成ユーティリティに依存することなくiPhoneの設定変更や端末のリモートロック、リモートワイプを実行可能になる。より効率的でセキュアな運用管理が実現するわけだ。

●iPhoneアプリのプロモーションにも変化

 iPhone向け広告プラットフォーム「iAd」の登場で、アプリケーションのプロモーション手法も大きく変わりそうだ。

 従来は、アプリケーションのプロモーション活動においては「王道」と言われるものがなく、アプリケーションの開発元は、さまざまな広告プラットフォームで試行錯誤を繰り返しながらマーケティングを行っていた。

 これが、高いインタラクティブ性を持つiAdの登場により、高度なマーケティング活動が可能になる。Apple CEOのスティーブ・ジョブズ氏はプレゼンテーションの中で3種のiAdのデモを行ったが、筆者は何より、その表現手法に驚かされた。

 映画「トイ・ストーリー3」のアプリケーション内広告では、広告のバナーをタップするとムービーが再生され、そのあとに表示されるメニューを通じてさまざまなインタラクティブコンテンツが提供される。それは、あたかもアプリケーションの中でアプリケーションが動いているようなリッチなコンテンツだ。また、アプリケーションを起動中に他のアプリケーションも購入できるため、利便性も大幅に向上している。

 「HTML5」で記述されているこれらの広告は、今までの広告の概念を変えるほどの高い表現力とインパクトがある。従来のバナー広告はもちろん、最新手法であると思われていたムービー広告をも優に超える表現力には圧倒されるばかりだ。

 広告の効果測定の指標は、広告の表示回数やアクセス数ではなくコンバージョン(顧客転化)の数や割合が重視されることが多く、その場合の決め手となるのがクリエイティブ(表現手法)である。優れたクリエイティブは高いコンバージョンにつながるため、iPhoneに関連する広告活動においてiAdは費用対効果の高い、広告の中心的な存在となるだろう。

 現在、App Storeでは企業が自社のサービスやブランドをプロモーションするための「ブランドアプリ」と呼ばれるアプリケーションが多数提供されているが、iAdの登場により「ブランドアプリ」のマーケットが大きく変わることも想像に難くない。

●iPadは“エンタープライズ タブレット”へ

 iPhone OS 4へのアップデートを通して、もう1つ筆者が感じたのは、iPadが“エンタープライズ タブレット”として機能するのに必要な要素もそろった――ということである。特に、マルチタスクのサポートや運用管理機能の向上はiPadの企業導入に拍車をかけるだろう。

 筆者は外出時にiPhoneとMacBook Airを持ち歩いており、すばやい対応が求められる時にはiPhone、さまざまな業務対応を行う際にはMacBook Airと使い分けている。

 今後、国内でiPadが発売されるとWi-Fi接続が可能になるため、外出時のメインマシンをMacBook AirからiPadに移行することを検討している。この場合にも、マルチタスクの有無は作業効率を大きく変えるとともに、完全な移行への助けになりそうだ。

 iPadでも、現在、MacBook Airで行っているメールクライアントを使ったメールの返信やブラウザ経由のグループウェアへのアクセスはもちろん、EvernoteやTwitterアプリを同時に起動して利用することができるからだ。

 セキュリティ面についても、構成ユーティリティを利用してセキュリティ/運用ポリシーに沿った構成プロファイルを配布することで一元管理でき、iPhone OS 4にアップデートすれば、Wi-Fiや3Gネットワークで社内向けのアプリケーションの配布が可能になる。さらにMobile Device Management APIによるiPadのリモート管理が可能になったため、運用管理における仕組みは盤石になった。

 iPhone OS 4へのアップデートにより、iPadもまた、「エンタープライズ タブレット」への完全な進化を遂げるのだ。【手塚康夫(ジェナ)】

(プロモバ)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100429-00000010-zdn_n-sci

 

Appleが6月7日からイベント 新型iPhone発表か

 

 米Appleは6月7日から開発者会議WWDC(WorldWide Developer Conference)をサンフランシスコで開催することを明らかにした。同社はこのイベントで、新型iPhoneを発表するとみられる。

 WWDCは6月7日から11日まで開かれる。Appleは例年、WWDCでiPhoneの新モデルを発表してきた。今年も新モデルが登場すると期待されている。

 新型iPhoneは、Apple独自設計のプロセッサを搭載し、解像度が縦横2倍とうわさされている。先日にはブログメディアのGIZMODOが「Apple社員がバーに置き忘れた新型iPhone試作機」とされるものの写真を公開し、話題になった。