週末に待望の新バージョン Debian GNU/Linux 5.0 lenny が発表になりました。
早速というか、人柱モードでXenのホスト機に試してみました。
結果は予想通り玉砕なのですが、簡単に整理しておきます。
upgradeする前の状態は、
xen-hypervisor-3.0.3-1-i386-pae
linux-image-2.6-xen-686
xen-tools
bridge-utils
それでは、upgrade作業に入ります。
まず、etchの状態で最新にして再起動しておきます。
コマンドは、
#aptitude update
#aptidude dist-upgrade
#shutdown -r now
ちゃんと立ち上がってきたら、まずは/etc/apt/sorce.listを編集します。
# cat /etc/apt/sources.list
deb http://cdn.debian.or.jp/debian/ lenny main contrib non-free
deb-src http://cdn.debian.or.jp/debian/ lenny main contrib non-free
deb http://security.debian.org/ lenny/updates main
このように、etchと書かれている部分をすべて、lennyへ変更します。
それでは本番です。
まずは、aptitudeをupgradeしましょう。
#aptitude install aptitude
なんだか、エラーっぽいのが出ますが無視します。
次に、最低限のupgradeを行います。
#aptitude upgrade
ダメダメなエラーが出てないようでしたら、kernelのインストールも含めて、
#aptitude dist-upgrade
upgradeとdist-upgradeあわせて、約30分ぐらいで終了すると思います。
※もちろん、マシンの性能や回線速度の影響は受けると思いますが…
途中、なんどかconfigをどうするのか? と、キー入力になりますが気にせずenterキーを叩きます。
なんとなくupgradeが終わりますが、この状態で再起動をすると起動途中で止まってしまいます。
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さて、どうしましょうか…ヽ(´ー`)ノ
私の場合、以下の手順でXenホスト機は復活しました。
1.まず強制再起動し、カーネルの選択画面で、linux-image-2.6.26-1-amd64 を選択
※これはlenny用のカーネルで、テスト機のcpuがAMD Athlon64 x2の為
2.これで何事もなく立ち上がりました。
3.次に新しいXen用のhypervisorとkernelをインストール
#aptitude install xen-hypervisor-3.2-1-i386 xen-linux-system-2.6.26-1-xen-686
4.残っている古いパッケージを削除
#aptitude remove xen-hypervisor-3.0.3-1-i386-pae
5.上記の手順がエラー無く終わっていることを確認してから、shutdown -r now で再起動します。
何もしなければgrubの選択画面で、
Xen 3.2-1-i386 / Debian GNU/Linux, kernel 2.6.26-1-xen-686
が選択されて起動します。
まだ、詳しく検証していないのでなんとも言えませんが、なんとなく動いているようです:-D
■次に、etchで動いていた仮想サーバのイメージを持ってきて、無修正で動作するか検証する予定です。 また、結果がわかり次第お知らせしますね