確かに複数のサーバを仮想化して1台に集約できれば物理スペースや電源、管理コストも削減できます。
もちろん、仮想化の技術は冗長化とはちょっと方向性が違うのですが、まずは動かしてみましょう。
前提条件
1.Debain GNU 4.0/Linux etchがインストールしてあること
2.ディスクの空き容量が必要充分であること
3.できればマルチCPUもしくはマルチコアが望ましい
必要なモジュール
xen-hypervisor-3.0.3-1-i386-pae
linux-image-2.6-xen-686
xen-tools
bridge-utils
この4つのモジュールをインストールする。
具体的には、
# aptitude install xen-hypervisor-3.0.3-1-i386-pae linux-image-2.6-xen-686 xen-tools bridge-utils
すべてがエラー無くインストールが完了したら。
次のファイルを編集
# vi /etc/xen/xend-config.sxp
# (network-script network-bridge)
のコメントアウトを外し、
(network-script network-dummy)
をコメントアウトする。
つまり、
(network-script network-bridge)
:
:
# (network-script network-dummy)
となる。
ファイルの編集が終わったら、気合を込めてリブートする(←これ重要

shutdown -r now
無事に立ち上がったらXenのホスト機が完成!
【注意】
xen-hypervisor-3.0.3-1-i386-pae に注意!
xen-hypervisor-3.0.3-1-i386 をインストールすると普通のマシンだと起動しません。もちろん、こっちを入れないと動かないマシンも当然あります。
で、paeとは何か?
物理アドレス拡張 をご覧下さい。 相当昔のCPUじゃない限り、最近手に入るCPUはpaeをサポートしています。