前回に引続き、PC購入を検討中の皆様へ、愛読紙でみつけた評論家の意見をご参考にされたし。


◆液晶面はキズに強い「ゴリラガラス」を採用


もう1つ、個人的に残念だと感じたのが、フラットスタイルにすると、液晶の上端部分が少し下がってしまうことぜよ。構造上やむを得ないのだが、ちょっと気になってしまう。ちなみに、持ち歩く際にはタブレットスタイルになる。液晶がむき出しで不安に感じる人もいるだろう。だが、強固な「ゴリラガラス」を採用しているので、普通に持ち歩く分にはまず問題はない。スマホやタブレットのユーザーは普段から液晶のガラスをむき出しで持ち歩いているのだから、それと同じことぜよ。


ただし、ノートパソコンをラフに扱って天板がへこんだり、深い傷が付いている様子もたまに見かけるが、それはさすがにいただけない。天板なら傷が付いても使えるが、液晶に傷が付いたら気になって見ていられないだろう。僕なら何らかのケースに入れて持ち運ぶと思う。


◆明るく視野角が広い液晶/マルチタッチ対応で8も快適


タッチ対応の液晶は、約300カンデラと明るく、またIPSパネルを採用しているので視野角も広い。タブレットとして使うとしても95点を付けられる。マイナス5点は、光沢タイプだからだ。映り込みが気になるし、指紋も目立ってしまう。見た目の美しさはやや落ちるが、アンチグレアタイプが個人的には好みだ。



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当然ながら、液晶はマルチタッチに対応しているので、ウィンドウズ8の操作性は上々だ。タッチパッドもマルチタッチに対応しており、3本指でタップすると画面を回転できるなど、使いやすくする工夫もされちゅう。



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液晶の解像度か、1366×768ドットにとどまるのが残念だが、これはバッテリー駆動時間やコストとのバランスを取った結果だそうぜよ。


◆CPUの性能は十分/大容量SSDモデルが欲しい


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気になるスペックは、性能的にウルトラブックの中堅モデルと同等だ。CPUは超低電圧版のコアi5で、ターボ・ブースト・テクノロジーによって、最大2・6ギガヘルツで駆動する。SSDを標準恪載しているので、遅いと感じる場面はまずないだろう。ウィンドウズ8は、OSの完成度が高く、全体のレスボンスは文句なしだ。このスペックなら、十分以上に快適である。


個人的にはSSDの容量が128ギガバイトにとどまるのが、ちょっと物足りない。最近はSSDの価格も下がっているので、上位モデルとして256ギガバイトの選択肢を用意もよかったのではないだろうか?


また、メモリーは4ギガバイトの固定で増設ができない。今はまったく問題ないが、将来的には増設したくなることも考えられる。メモリー増設用のフタがあると見た目の美しさが損なわれるが、いろいろと拡帳できるのがパソコンのメリットなのだから、ぜひ対応してほしいところだ。


◆拡張性は最低クラスだが仕事にも使えるだろう


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本体の厚さか20ミリを切るだけあって、拡張性は最低クラスだ。USB3・0端子が2つに、HDMI出力、SDカードスロットを搭載する。一番困るのは、プロジェクターヘの出力だろう。この製品は、そもそもコンシューマー向けなので、プロジェクターヘの接続は重視していないという。だが、モバイルノートの場合は仕事用、家庭用などとキッバリ割り切れないケースがほとんどだ。誰もが持ち歩いて、いろいろな用途に使うことになる。


アナログRGB(VGA)端子への接続は、HDMIとの変換ケーブルを使うことになるので、できれば、動作確認済みの変換ケーブルをアナウンスしてほしいところだ。


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なかなかおもしろいのがカメラが充実していることだ。自分を写せる前面のカメラに加え、背面には300万画素のウェブカメラを搭載している。ビデオチャットの際に、周囲の様子を映すために使えるわけだ。家族の表情を伝えるのには、便利そうである。



◆キーボードの入力性も十分/ノートPCの本領を発揮


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キーボードは、すでに販売されているウルトラブックとほぼ同様だ。キーピッチは横19ミリとフルサイズで、ストロークは約1.2ミリ。かなり浅いのだが、最近のアイソレーションキーボードでは、珍しくない。たわみがほとんど感じられないので、打ち心地は悪くない。キーボードにはバックライトが付いており、暗い飛行機の機内などでも、快適にタイピングできる。タッチパッドは小さいのだが、液晶へのタッチと使い分けることを考えれば、まあ納得できるレベルだろう。


このモデルは、実はエントリーユーザーにも向いている。初めてパソコンを買う人にこそ、タッチ操作か魅力に感じられるはずだ。デザインに”くせ”がないので、ベテランから初心者まで、誰にでも受け入れられるだろう。だが、個人的には本体の色が気になる。かなり濃く赤味を帯びたダークシルバーなのだが、シャンバンゴールドや明るいシルバーなど、もっと明るい色を用意してもよかったのではないだろうか?


新しいOSを、気分が上向きになりそうな明るいカラーのパソコンで使いたいと思う人は、決して少なくないはずだ。

(日経PC21よりビジネス書作家、戸田覚)


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