Virtual ServerではVirtual PCと同じようにバーチャルマシン追加機能が利用できるが、それがLinux向けにも提供されている。


今回はそのインストール手順も合わせてカンタンに紹介してみよう。



まず、Microsoft ConnectVirtual Machine Additions for Linuxのプログラムに参加する。
(Windows LiveとかPassportのアカウントでサインインが必要。なければアカウント作ってね)


Microsoft Connect (Microsoft)

https://connect.microsoft.com/site/sitehome.aspx?SiteID=154


インストーラをダウンロードしたら、実行してインストールする。



次に、Virtual ServerでisoイメージをCD/DVDのバーチャルドライブとしてキャプチャする。

VirtualServer16

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そして、CD-ROMデバイスをマウントして、rpmコマンドでパッケージをインストールする。

(RPMを扱えないディストリビューションはtarボールに変換すればいい)


vmadd-fullというパッケージには全ての機能が入っているので、面倒ならコレでいいと思う。


また、モジュールのコンパイルにgccとかkernel-develが必要になるので、あらかじめ用意しておくこと。


競合するファイルがある場合は、--forceを忘れずに。

VirtualServer17
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インストールが終わったら、面倒なので再起動する。


と?ここで起動中に2種類ほどエラーが目に付いた。

VirtualServer18

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とりあえずvmadd-scsiはSCSIデバイスが存在しない為にエラーになっているようなので、chkconfig vmadd-scsi offで起動しないようにしておいた。


もう1つは何か呼べないコマンドがあるようなので、とりあえず起動スクリプトを見てみることに。


するとどうやら、ディストリビューションを判別して起動の成功or失敗の表示方法を変更しているらしいことが分かった。

VirtualServer19

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それで対応するコマンドがなかった為にエラーを吐いていたようだ。


面倒だったので、とりあえずsystem=unknownのトコロをsystem=debianに変えておいた。
(手抜きだけどechoなら間違いがない限り使えるでしょという判断)



ま、そんなこんなで起動中のメッセージも正常化されましたとさ。

VirtualServer20

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