ついになかのひと(ベータ版)の最南端が沖縄になったよ。

(やったね。何がと聞かれても困るが)


次は各県からのアクセスを目指すぜ。


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・論理的思考について
論理的思考とは、「明確な根拠に基づき、道筋を立てて考え、結論を出すこと」です。
的確な判断や問題解決には、論理的思考が不可欠です。
しかし、人間は環境や感情に流されやすい生き物なので、なかなかこのような思考方法をとることができません。


・三角ロジックについて
三角ロジックとは、論理的な思考の基礎となる考え方です。名前のとおり三角形の構造をしており、「論拠」・「証拠」・「結論」という3つの要素によって構成されています。
証拠は、客観的な事実を指します。論拠は、証拠を基に結論に至る理由を指します。
これらを合わせることで「根拠」となります。
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論拠と証拠から結論を導き出す例を挙げてみましょう。


論拠: 今回のシステムには、統合管理が不可欠だ。
証拠: A社製品は統合管理をサポートしている。
結論: システムはA社製品に統一するべきだ。


これが基本形ですが、この例にはお気付きのとおり「穴」があります。言い換えれば、あまり論理的とはいえないということです。
まず、統合管理をサポートしているのはA社製品だけなのでしょうか。他社製品でも統合管理をサポートしているのなら、A社製品に統一する根拠には至りません。他社の競合製品と比較した際の優位性などを別途検討する必要がありそうです。
(ハードウェアレベルの統合管理が可能、メーカーサポートの対応が迅速、など)
また、もう1つ気になるのは、統合管理がなぜ不可欠なのかが不明であるという点です。この論拠が成り立たないなら、そもそも統合管理のサポートという観点から製品を選定する必要はありません。
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このように論拠が不確かな場合は、さらにその根拠が必要になる場合もあります。この場合は、論拠を結論に据えたもう1つの三角ロジックを形成し、論拠を補強します。以下はその例です。


証拠1: 同様の事例があり、統合管理によりコストの低減に成功している。
証拠2: 同様の事例があり、頑なに拒んだ企業があった。このまえつぶれた。
論拠: 今回のシステムも事例に違わぬ大規模さと複雑ぶりで、個別に管理していては膨大な管理コストが必要になる。
結論: 今回のシステムには、統合管理が不可欠だ。


このように三角ロジックが連なる構造を、階層三角ロジックといいます。

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つづく