ワーキング・メモリーで扱う情報が違う。非定型は時間経過・対象の周辺を含めた四次元の時空間、定型は抽象化されたサマリ。質の違いが、得意・不得意に影響する。

スマートフォンの普及により、VR用の機材が廉価になり、身近なものになりつつある。非定型発達者のワーキング・メモリーはこのVRに近い。見回すことも時間移動も可能である。一方、定型発達者は表や箇条書きなどとりまとめられたもの。ラベルが貼ってあり、きっかけと結びつけやすく思い出しやすい。

非定型が箇条書きや表を記憶する時は、それらが四次元の時空に貼り付けられている。その中から探すので、妙に早く見つける時とそうでない時の差が大きい。また、ラベルやある条件が発生したらその行動を行う様な、ルールベース処理については意識し続ける必要がある。参照すべき条件が増えればその処理量は級数的に増加する。

この特徴から導き出されるのは、仕事を選ぶなら四次元の時空間を取り扱うことを特徴とする頭脳労働を含むものを選ぶ、スケジュール/To doなど時刻・条件により判断して行動するものはツール活用やアシスタントによる支援、対象を絞り込む為の日誌書き・マインドフルネス冥想などによる記憶のクリーンナップ。

定型はモノゴトの抽象化しサマリとしてワーキング・メモリーに保持している。この特徴を持つ人は多く、作業者として皆で同様な行動をより少ない管理で行う場合はすこぶる効率が良い。一般的にイメージされる会社では、この特徴の方が圧倒的に数も多いし、実際役立つ。

得意・不得意の当事者の気づき、仲間や支援者の配慮が重要な所以である。