緑色蛍光タンパク質(Green Fluorescent Protein; GFP)の発見が受賞理由。
発見したのは1960年代らしいんだけど、その用途として基礎生態学などでの応用範囲が広いことだそうなんだ。
どんなにすごいか・・っていうとね、蛍光タンパク質のほとんどは、タンパク質と他の発光化合物との複合体なんだそうだが、GFPはタンパク質だけで自ら発光する変わり種なんだそうだ。
このため生体内で作り出せる特徴があって調べたいタンパク質の遺伝子に、GFPの遺伝子を融合させると、その蛍光が目印になり、目的のタンパク質が細胞内のどこに存在し、どのように運ばれるのかといった分布や挙動が、一目で分かるようになったんだよ。
もっと具体例でいうとさ、遺伝子工学の進歩で癌細胞にこのGFP遺伝子を融合させると目的の細胞がどのように体内で変化してゆくか突き止められるんだそんなんだよ。
スゲーじゃねーの。
体内でこいつを探せば癌患者の救出も夢じゃない訳よ。
こんなところに活用するのを見つけた方もすごいと思うぜ。
下村博士がこのGFPを発見したのは「オワンクラゲ」からなんだそうだけど、光るクラゲの溶液が酸性度により光らなくなることを発見したんだな。
でも、その物質は青く光るのに「オワンクラゲ」は緑色に光ることに疑問をもってさ、結果的に副産物として緑色に光るGFPを発見したんだそうなんだ。
下村博士の信条は「難しいからやらない事が大嫌い」なんだそうで、出来てしまうと簡単なものだと言ってたな。
そりゃそうだ!、答えがわかってしまえば・・あーそうなんだって事だよな。
おいらも、難題に挑戦するかな。
えっ?無理?・・・相だな、おいらってさ、結構淡白性(蛍光タンパク質)だからな。!?
