空虚で脆いもの | いつでもどこでも

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つまらない大人になりたくない私の日々

先日、と言っても4月の中旬でしたので1カ月半ほど前に、友人が亡くなったと連絡を頂きました。

 

今日は遅くなりましたがお参りに伺わせて頂きました。

 

実際に亡くなったのは3月の初めだったのですが、連絡を頂いたときには四十九日も済まされた後でした。

 

ご家族が連絡をされたいと考えてくれたそうなのですが、友人とは社会人になってから知り合いましたしLINEの連絡先しか知りませんでした。

またスマホにロックがかかっていたために連絡先の確認もできなかったそうです。結果として知り合ったスクールの講師から連絡を頂きましたが、連絡方法を模索していたら遅くなってしまったとのことでした。

ちなみに、故人の暗証番号のロックは携帯会社でも解除してくれないそうです。

 

訃報を聞いたときに、若くしての孤独死も最近テレビで取り上げられたりしていますが、以前までのように連絡先を手帳に記載することも減りましたし、ネット上やSNSのみでのつながりも増えています。

そうした時に、何かあってもわからないんですよね。

 

相手に連絡を取りたくても反応がない。

でも、相手の自宅を知っているわけでもないから確認することもできない。

 

SNSで勝手に「○○さんがお亡くなりになりました」なんて配信してくれることもない。

(まぁ、なったらいたずらされて大変そうですが…)

 

今回はご家族が連絡してくれましたので、お参りできましたが、これからはどんなに仲がいい相手だったとしても、気づかない・わからないといった事例が増えていってしまうんだろうということを考えさせられました。

 

便利になって繋がりも増えているようで、やっぱりそれはどこか空虚で脆いものなんだなぁ。