書面で交わした約束は、破ってしまえばそれでおしまいだが、口で交わした約束は、決して破ることは出来ない。
口約束とは、信頼で成り立つからでしょうね。
高度経済成長は、トラスト―信頼で成り立っていた、と見破ったのはアメリカではないでしょうか。
口の悪いアナリストは、日本の高度経済成長は成功した社会主義だと言いましたが、それは違う。
相互信頼主義だと思います。
信頼関係で成り立つ経済取引。
会社は、従業員をリストラしませんよ、という態度を行動で示すために、護送船団方式、終身雇用形態を採った。
従業員は、その信頼関係に基づいて、最高のパフォーマンスを発揮しようと躍起になった。
会社の規約に「当社は終身雇用です」なんて書いてありましたか?
信頼で成り立っていたんじゃないんですかね?
信頼を失った経営者に従業員は見向きもしない。
従業員に見向きもされない組織は、やがて崩壊する。
そんな気分です。
え?なんでこんなこと言うかって?
会社の雇用形態が、年俸制から月給制に変わったからですよ。
減給し易いように、でしょうね。
そんなに辞めて欲しいんでしょうか、たかだか40人そこらの会社で……。
来年いっぱいで辞める決意が固まりつつあります。