仕事とは、働くとは | それもまた良し

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関西のとあるベンチャーで働くSEのブログ。

日々のインプットから、アウトプットを定期的に行うことが目標です。主に組織論やドラッカーの話題が中心ですが、タイトルにもあるように「松下幸之助氏」のような互助の精神を持ち、社会人として成長出来る事が最大の目標です。

今日、新入社員と話をしました。

なんで働くのか。
仕事とは何か。

ゆっくりと話しましたが、どうもいかんですね。



何のために働くのかと聞かれて、生きていくためという答えが返ってきました。
志が低いなぁ……と思います。

しかしよく考えれば、社会人1年目、大人になるための教育を受けていない「学生」が、いきなり何のために働くのかと聞かれて、自己実現のためですなんて言えないよな。



僕自身、生きていくためと言われた瞬間に、ちと待ていと突っ込みたかったが、そこで答えを言ってしまうと意味が無いので、あえて黙っておきました。

野村監督が、投手に対して「なぜ変化球を投げるのか?」と聞くのと同様ですよね。



タイミングをずらす為。
速球に入り混じって変化球を投げることで、空振りや打ち損じを狙う。



それが答えなのですが、その本質を知らないままに変化球を投げるのか、或いはその本質が解らないままにとりあえず変化球を投げるのか、それによって結果も解りますよな。



なるべく、僕自身から答えを言わない形で、答えを見つけて欲しいものです。

そのためには、考えて貰わないといけない。
何のために働くのか。
仕事とは何なのか。


それが解らないままに、働いたり、仕事をしたりしても、仕方がないでしょう。
一緒に仕事をしても、面白くない。

若者の人生は確かに可能性無限大です。
しかし、そこに失敗リスクが含まれていることを忘れてはいけませんな。