今日、新入社員と話をしました。
なんで働くのか。
仕事とは何か。
ゆっくりと話しましたが、どうもいかんですね。
何のために働くのかと聞かれて、生きていくためという答えが返ってきました。
志が低いなぁ……と思います。
しかしよく考えれば、社会人1年目、大人になるための教育を受けていない「学生」が、いきなり何のために働くのかと聞かれて、自己実現のためですなんて言えないよな。
僕自身、生きていくためと言われた瞬間に、ちと待ていと突っ込みたかったが、そこで答えを言ってしまうと意味が無いので、あえて黙っておきました。
野村監督が、投手に対して「なぜ変化球を投げるのか?」と聞くのと同様ですよね。
タイミングをずらす為。
速球に入り混じって変化球を投げることで、空振りや打ち損じを狙う。
それが答えなのですが、その本質を知らないままに変化球を投げるのか、或いはその本質が解らないままにとりあえず変化球を投げるのか、それによって結果も解りますよな。
なるべく、僕自身から答えを言わない形で、答えを見つけて欲しいものです。
そのためには、考えて貰わないといけない。
何のために働くのか。
仕事とは何なのか。
それが解らないままに、働いたり、仕事をしたりしても、仕方がないでしょう。
一緒に仕事をしても、面白くない。
若者の人生は確かに可能性無限大です。
しかし、そこに失敗リスクが含まれていることを忘れてはいけませんな。