寒いのは無理・・・

 

ITmediaの記事に、 「Wi-Fiルータは暖房ついてる部屋に」氷点下は保証外、バッファローが注意喚起 てのがありました。

 

「室温が0度に近い方…Wi-Fiルーターは暖房がついている部屋に設置をお願いします」――日本列島を記録的な寒波が襲った1月25日、PC周辺機器を開発・販売するバッファローがTwitterでこう呼び掛けて注目を集めているそうです。記事によると・・・

 

WiFiルータの動作保証環境は0度~40度・湿度10~85%。氷点下や40度を超える場所は保証対象外になるという。

 

 

だそうです。記事にもあるように動作保証環境というものがあって、それはスマホにも存在します。

 

Appleの iPhone や iPad が高温または低温になりすぎた場合 とのページには以下の記載があります。

 

iOS デバイスや iPadOS デバイスは周囲の温度が 0° ~ 35℃ の場所でお使いください。

 

動作温度を下回る極端な低温下で iOS/iPadOS デバイスを使うと、バッテリーの消耗が一時的に早くなったりデバイスの電源が切れたりすることがあります。より温度の高い場所にデバイスを戻すと、バッテリーの駆動時間も通常の状態に戻ります。
iOS/iPadOS デバイスは、低温になりすぎると充電されなくなったり、充電が停止したりすることがあります。

 

スマホに搭載されているリチウムイオンバッテリーはその特性上、以下のような特徴があります。

  • 電池の容量は寒いほど容量が下がる
  • 寒いほど内部抵抗は上がり、出力・作動電圧は下がる
  • 低温時急速充電を行うとリチウム金属の電析が起こり急激な劣化が起こる場合がある
上記のような特性のため、Appleのいうようなことが起こる可能性があります。
 
最近流行りのスマホを斜めがけにして持ち歩くスタイルですが、寒空の外気温にそのまま晒した状態だと、まさに上記のようなことになる可能性が高いです。
 
こういったことを避ける意味でも、外気温にそのまま晒すことはせずにポケットの中に入れるなり、カバンの中に入れるなりしてスマホの温度環境を下げないようにすることが必要です。
 
また、寒い環境から急に暖房の効いた室内などに移動すると、急激な温度変化により「結露」して水の不純物などの影響で内部の金属部分が腐食してしまい、誤作動を起こしたり、最悪の場合、データが破損されたりする可能性もあります。
 
スマホも人間と同じように寒さに弱いデバイスですので、急激な温度変化を起こさないようにご利用ください。