Windows10とは違うのだよ・・・
窓の杜の記事に、 「Windows 11 バージョン 22H2」の提供範囲が拡大、更新をチェックしたユーザーすべてが対象に てのがありました。
米Microsoftは、「Windows 11 バージョン 22H2」の提供範囲を拡大したと発表したそうです。「Windows Update」で更新チェックしたユーザーすべてに展開されるとのこと。
記事によると・・・
なお、「Windows Update」で更新プログラムをチェックしても「Windows 11 バージョン 22H2」が勝手にインストールされてしまうことはないので安心してほしい。アップグレードを開始するには、ユーザー自身が[ダウンロードとインストール]ボタンを押す必要がある。また、ダウンロードした更新プログラムをいつ適用するかもユーザーが指定できる。
だそうです。Windows11の大型アップデートである”バージョン 22H2”の適用範囲が拡大され、ほぼすべてのユーザーに展開されるようになったようです。
基本的にこのようなアップデートは機能追加やバグフィックスだけでなく、セキュリティアップデートも当然含まれていますので、即適用が望ましいのは言うまでもありません。
ただ、今回の”バージョン 22H2”については、本日付の窓の杜の別記事にて以下の2つの不具合が明らかになっています。
- 巨大ファイルの遠隔コピー性能が40%も低下 ~「Windows 11 バージョン 22H2」に新たな問題
- 「Windows 11 2022 バージョン 22H2」の初回設定画面がクラッシュし、予期せず再起動する不具合
その他にも、「Windows 11 2022 Update」の不具合については、「Windows 11 2022 Update」の不具合まとめ【10月5日更新】に数多くまとめられており、即適用が求められるアップデートとは言え、気分的にすぐに適用したくないような状態です。
奇しくも本日はWindows11がリリース後1周年(Windows11リリースは2021/10/5)という日ですが、1年経っても結構な不具合が出ています。
もちろんこういった不具合はWindows11に限ったことではなく、Windows10でも他のバージョンのWindowsでも出ていたことですので、特別珍しいことではありません。
ただ、個人利用ならともかく、法人での利用となる場合、直接業務に影響がある不具合が出ると業務の遂行に支障が出ます。そういったことを鑑みると、法人が最新のOSに移行する場合にはアプリの互換性検証はもちろんのこと、OSの安定性なども加味して移行を検討する必要があります。
最新のゲームや最新のセキュリティを求めるなら別ですが、安定性を求める場合は枯れたOSのほうが適していることも考慮しておくべきでしょう。