まぁそうだよね・・・

 

スラドに Windows 11 移行、既に減速か てのがありました。

 

StatCounter の Windows バージョン別シェアデータによると、Windows 11 が 2 か月連続で伸び悩んでいるそうです。記事によると・・・

 

Windows 11 は 1 月に初登場 (2.6 %) し、2 月には 7.89 % まで大きく増加した。しかし、3 月と 4 月は小幅な伸びにとどまり、4 月は前月比 0.46 ポイント増 (2 月から 1.02 ポイント増) の 8.91 % となっている。Windows 10 は前月比 1.7 ポイント減の 73.12 % となったが、その減少分は Windows 11 を含む各バージョンで少しずつ分け合っている。Windows 7 は 3 か月連続で増加しており、4 月は 0.56 ポイント増の 12.67 % となった。このほかのバージョンで増加したのは Windows 8.1 (+0.24) と Windows 8 (+0.34)、Windows Vista (+0.11) など。

 

だそうです。Windows11については、本ブログでも度々お伝えしてきましたが、いわゆるアーリーアダプター層への浸透が一通り済んだ状況だと思われますので、この数字も納得できるものです。

 

現行のWindows10のサポートは 2025年10月14日 まであり、まだ丸3年以上もあります。また、Windows11へのアップグレードには 対応CPU が必要であることやTPM2.0への対応など、ハードウェアへの制限がかなりあるため、全てのPCがアップグレードできるわけではありません。

 

特に法人での利用の場合、アップグレードできるPCとできないPCが出てきてしまうことも十分に考えられるわけです。管理する側としては、異なるOSのサポートが増えるよりは、社内全部が同じOSで統一されていたほうが当然サポートの手間やコストは下がるわけなので、積極的に移行する理由は全くありません。

 

また、OS自体もWindows10と比べて圧倒的な優位性があれば別ですが、元々Windows10の大型アップデートとして用意されていた物をWindows11として売り出しただけの代物ですから、中身はWindows10とさして変わりません。

 

誤解を恐れずに言えば、売れないPCをナンとか売りたいがために、無理やり新しいOSにして話題性を持たせたOSといっても過言ではありません。性能云々よりもマーケティング要素の強いOSなのです。

 

もちろん、Windows11にアップグレード可能な方は、アップグレードしていただいてもいいと思います。Windows10のサポート終了後は、必ず後継のOSにアップグレードする必要が出てくるわけですから・・・

 

ただ、Windows10のサポート終了時に ”Windows12” が出ていないとは言い切れません。

 

Windows Xpの後継のWindows Vistaがコケて、Windows7が出たように、また、Windows7の後継のWindows8が大ゴケして、Windows10が出たように、Windows11の後継も出ないという保証は全くありません。(というか多分出る)

 

であるならば、OSの移行は1回で済ませたいじゃないですか。

 

Windows11への移行でお悩みの方は、そのあたりも十分にお考えいただいた上で、計画的なOSの移行をご検討ください。